「酔っぱらい、コカイン密売人、スリの温床」とパリ警察署長が表現する、混とんとした汚いパリ北駅にて、フランス警察が大掛かりな取り締まり作戦を計画。

 

 

北駅はパリの主要駅と言うだけでなく、ユーロスターおよびシャトル(カートレイン)そして、2つの主要空港からの玄関口であり、旅行者が初めて見るパリの第一印象を決める場所。

 

とはいえ、駅は暗く、レイアウトがわかりにくい上に、インフラは崩壊状態。雨漏りする屋根からの水を受ける、バケツが点在する様子を目にすることしばしば。

 

そんな中で警察が懸念するのは、もちろん治安面。パリ北駅は、スリ、無免許タクシー運転手、違法露天商、そして麻薬売人といった犯罪の多発地区。その上、多くが精神衛生上の問題を抱えるという、ホームレスのたまり場に。

 

最大の治安問題は、到着したばかりの観光客を悩ませるスリであるものの、時には重大な襲撃事件も発生。今月11日には、鑿(のみ)を持った男が、無作為に通行人7人を襲撃。

 

昨年は男がナイフを振るい、警察によって射殺されるという事件が発生。犯人は駅でよく見かけられるホームレスで、精神問題を抱えていたということ。

 

この事態を受けて、警察官の巡回警備を強化。2015年のパリ同時多発テロ以降、定期的に巡回するの兵士に加え、十数人の警察官も、昼夜を問わず終日巡回することに。

 

北駅は2021年、新しいショッピングモールを伴う、再開発計画が却下。2024年のオリンピックに向けて、現在の駅をそのままに改修することが決定。

 

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治安改善は大切です。こんな北駅も、「オシャレなパリ」の一部なのですね。

 

 

 

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