フランスでは年金改革を巡り、3月28日火曜日に10回目のストライキが開催。

 

 

1月に始まったストライキは、今回も8組合が連携して組合員に参加を呼び掛けるところ。影響を受けると見られる機関は、以下の通り:-

 

飛行機

民間航空局は、航空管制官のストライキにより、パリ・オルリー、マルセイユ、ボルドー、トゥールーズの4空港に、離着便の20%をキャンセルするよう要請。影響を受けるのは、短距離便と見られるところ。

 

電車(SNCF)

TGVは5本に3本、TER(地域圏急行列車)は2本に1本が運行。ユーロスターはパリ発ロンドン行が1本、ロンドン発パリ行が1本キャンセル。

 

パリの公共交通(RATP)

メトロ1号線、3bis号線、 7bis号線、9号線は通常運行

メトロ2号線は、午前5時30から午後10時までのみ通常運行

メトロ3、4、5、6、7、8、10、11、12、13号線は減便。また3号線と7号線以外は、夕方早くに運行停止。

RER(パリ郊外急行)A線とB線は、2本に1本が運行

バス、トラム、オルリーヴァル(メトロ) は通常運行

 

また、マルセイユ、ニース、ボルドー、レンヌ、リヨンの各都市で、公共交通機関に多少の乱れが生じると予測。

 

観光地

ヴェルサイユ宮殿を含み、多くの観光地が開館時間に制限を設けるところ。ルーヴル美術館は月曜日、抗議に参加する従業員により入場口が封鎖されるという事態に。

 

ガソリン

依然として製油所が封鎖されており、全国で15%の給油所がガソリン(ディーゼル)不足に陥っており、ひどい地域では30%以上の給油所が枯渇。

 

学校

教員組合もストライキを呼び掛けており、学校封鎖、学級封鎖が発生する可能性。20~30%の教員が、参加すると見られるところ。また給食の職員など、学校関係者もストライキに参加することが予測。

 

ゴミ収集員

パリではいまだ回収されていないゴミが山積みとなっており、処理には最低でも1週間必要とされるところ。強制的に業務に戻るよう指示された収集員もいれば、これまで影響を受けていなかった地域の従業員がストライキに参加するという事態。

 

予期せぬ抗議行動

前回はパリ・シャルルドゴール空港のターミナル1が封鎖され、障害物を転がして道路を封鎖する、といった抗議行動が発生。抗議の声が高まる中、こういった行動が増える可能性も。

 

抗議行進

各都市で、抗議行進が予定。パリの抗議行進は午後2時、レピュブリック広場からナシオン広場に向かって開始。行進ルート上の道路封鎖や、出発地点と終着地点のメトロ駅封鎖が予測されるところ。

 

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空港も道路も、突然の封鎖っていうのが、一番困りますね。

 

観光地の封鎖は、従業員がストライキ参加なのか、抗議者の襲撃を恐れてなのか?混沌としています。

 

 

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