パリの郊外、セーヌ=サン=ドニ県はサン=トゥアン(Saint-Ouen)市が、フランスで初めて女性職員に対し、生理休暇(congé menstruel)の取得を許可。
休暇は1か月に最高2日間、不調や痛みを証明する診断書(certificat médical)を提出する、という条件で試行が開始。
「市で働く職員2,000人のうち、60%が女性。彼女らと話をするうちに、そのうちの半数が黙って痛みに耐えていることがわかった。タブーでないにせよ、後回しになっていた問題であった」と、社会党出身のカリム・ブアムラン市長は経緯を説明。
「そういった女性たちを助けるべく、強い決断が必要であった。女性の権利の発展に、サン=トゥアン市が全国に先駆け、開拓の道を切り開いたことを誇りに思う」と力説。
さらに市長は、生理休暇がフランスの法律として制定されるよう、マクロン大統領に書簡を送付。
すでにスペインでは2月、生理痛で悩む女性に有給休暇を与える法律が、ヨーロッパで初めて、国会で最終承認された次第。
生理休暇を認めている国は、日本、インドネシア、ザンビアなど、世界でも数少なく。
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実際に生理休暇は、取りやすいかどうか?というところが問題でしょうね。第一に、診断書が必要とは面倒くさい。そして2日間は有給休暇なのか?ここが明記されておらず。
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