SFに囚われた女

※過去記事からの移動です(2016-03-01 の記事)


ねえ。






ベンスティラーがアカデミー賞





受賞する日はくるのかなあ。






どうもＳＦ女子です。


さて、今回は
ＳＦアクション映画でございますよ！




その名も「アイランド」




わぁ〜ぱちぱちぱち。



ということで、マイケルベイ監督ですね。




これはクローンの映画ですね。
私はクローンの話はとてもとても大好きです。



クローン羊は興味ないけど
ＳＦのクローン話はとても好きです。



この映画、ざっくりいうと

クローンたちが、実は保険会社の商品で
臓器提供や赤ちゃんを産ませるためのものでしか
なかったというお話。



ざっくりすぎだね。




ふむう。


ちょっと残酷だけど、
この設定はとても素晴らしいですねえ。





ただ、この映画ただのＳＦではなく
ＳＦアクション映画なわけなので、
アクションシーンが結構あります
マイケルベイクオリティですね。




そのせいなのか、ＳＦ映画ととると何か物足りない、
アクション映画ととっても何か物足りない
なとても惜しい映画になってます。




だけどもね、
そもそもクローンの話っていうのはわりと
シリアスで重い雰囲気の映画が多いと思うので
これはそういう点でみるとスカッとして
気楽にみれてよいですね。



主人公リンカーンは
ただただ、自分の疑問をつき止めるために

まっすぐと突き進むんでいく様子描かれていて

ダークな部分だったり主人公たちの悲しみは
ほとんど描かれていないのです。


だからこそＳＦとして物足りなさ
を感じるのかもしれないのですが


主人公を応援している側としては
とても見ていて気持ちが良い映画ではありますねえ。



さて結局この映画、主人公リンカーンが
クライアント（リンカーンの元の人間）
を襲って、リンカーンはクローンとしてではなく、
ちゃんとした人間として生きていくことになるんですが、




よく考えるとね
クライアント
がかわいそうなわけ。




正直、クローンも悪くないし
クローンの元の人間（クライアント）も悪くない。



クライアントからしたら
大金をだして商品を買ったのに
なんで復讐されなあかんのやって話。


自分のためにかけた保険に
まさか襲われるとはってなりますよねえ。




結局一体だれが悪いんでしょうかねえ。
このクローンを作った人間が悪いのかもしれないけども


そもそも、クローンを精巧に作りすぎたよね。




主人公リンカーンのクライアント（元の人間）は
性格が悪かったです。




だけど主人公リンカーン
は性格が悪いという印象は受けなかった。




おそらく育った環境の違いだろう。




でも、窮地に追い詰められ
リンカーンは生きたいと思うあまり、
自分の手首についていた腕輪をクライアント（元の人間）
につけて、生き延びました。




かなりずる賢くなってますねえ。




生きたいあまりに、
人に罪をなすりつけるようなこと
をしてまで生き延びたわけですね。




クローンがあまりに精巧すぎたため、
元の人間の性格までもが徐々に
本人にあらわれて
それがあだとなり、
クライアントが死んでしまったのでしょうね。




ラストでクローンたちが外の世界にわらわらと
出てきてしまってますが、



クライアントたちを襲いに行くと思うと
恐ろしいですねえ。


全然ハッピーエンドやないやないかい！



だけども、そこはクローンとの共存ができると
いいなあ。
なんて猿の惑星的なことも思うのです。




っていうＳＦ
女子の見解でございました。



アイランドはですね
難しく考えずにみれるのでなかなか面白いですぞ。



そしてさらにこの舞台は2019年なんですなあ。
あと3年、はたしてクローンはできるのか！




乞うご期待！





アイランド
制作年：2005年
監督:マイケル・ベイ
原案:カスピアン・トレッドウェル＝オーウェン
出演者：ユアン・マクレガー（リンカーン・6・エコー / トム・リンカーン）
　　　　スカーレット・ヨハンソン（ジョーダン・2・デルタ / サラ・ジョーダン）
　　　　ローラン（ジャイモン・フンスー）
　　　　バーナード・メリック医師（ショーン・ビーン）
　　　　マック（スティーヴ・ブシェミ）