箱根駅伝のチーム別感想、最後にシード権獲得ならなかった11位以下のチームを一気に。
11位【明治大】
11月の全日本3位の結果で一気に優勝候補の一角に祭り上げられるも、まさかのシード落ち。
優勝争い未経験のチームにV候補の肩書は荷が重すぎたか。
ただ、優勝候補としてこの2ヶ月を過ごした経験は無駄にならないはず。
12位【中央大】
往路19位惨敗も復路3位であわやシード獲得に迫る巻き返し。
復路一斉スタートのチームによるこれだけの復路好成績は前例がないのではないか。
3区15位に終わった注目のルーキー吉居大和を超スローの1区に使っていれば最終結果も随分違ったか。
13位【神奈川大】
課題の1区・2区を7位で乗り切り、往路も9位と願ってもない展開も、あまりにも良すぎた結果に復路は守りに入ったか。
14位【日本体育大学】
2区のエース池田燿平が期待通りの走りで3位浮上も3区以降軒並み区間二けた順位で低迷。
ただ、ようやく監督不在の状態から脱し、来年以降は復権の兆し。
15位【拓殖大】
こちらも2区のラジニ快走で6位につけるも、日体大同様に3区以降は二けた順位連発で浮上できず。
ただし4年生は5区を走った選手のみということで、来年に向けては希望の持てる結果に。
1区から3区まで砂岡・菊地・菅原の3本柱並べるも3区菅原の区間17位が誤算。
ただ、山の5区と6区を1年生に任せ、それぞれ区間6位・11位とまずまずの走りを見せたのは来年以降へ明るい材料。
17位【法政大】
1区のエース鎌田航生の区間賞獲得で首位発進も、スローペースで2位以下に差をつけられず、駒の無駄使いに。
結果論ですが2区に鎌田を使っていれば、まだ上の順位も狙えたかも。
18位【国士舘大】
2区のエース・ヴィンセントが区間2位の走りも1区で遅れすぎて12位までしか上昇できなかったのはもったいなかったところ。
ヴィンセントも来年はいよいよ4年生。
ヴィンセント頼みの態勢から脱却できるには時間が足りないか。
19位【山梨学院大】
今年も1区で最下位と出遅れ、これでここ5年で1区20位以下は3回目。
4区で区間賞獲得のオニエゴを1区で起用するような荒治療が次回は必要かも。
20位【専修大】
あっと驚く予選会突破で本戦は大苦戦が予想されたため、最下位の結果も致し方のないところ。
ただし、復路は山梨を上回り19位。
往路では10位のチームと14分差も、復路は10位と7分差と健闘。
来季は大分東明高から留学生キサイサが加入して往路での躍進が見込めるため、意外と楽しみな存在となりそう。