本日は早朝4時に出勤して、夕方5時に終業で残業は4時間。
日曜日に行われた全国都道府県対抗女子駅伝でありますが、
最終9区を迎え、長崎の廣中璃梨佳選手と鹿児島の一山麻緒選手のオリンピアン同士がほぼ同時にタスキをもらった時は、
これは2人並んで一気にゴボウ抜きが始まるのではないかと期待しました。
しかし、一山選手は廣中選手のスピードに最初からついていけず、
結局10キロを32分40秒で区間12位と一山選手の実力からすれば物足りない結果に終わりました。
一山選手は昨年11月のクイーンズ駅伝でもエース区間3区を任されましたが、5人に抜かれて区間13位という結果に終わっています。
また、同大会では日本郵政グループの鈴木亜由子選手も1区で14位に終わり、
欠場したダイハツの前田穂南選手を含めて東京五輪女子マラソン代表3選手は駅伝で結果を残すことができませんでした。
一方、男子に目を転じてみても、ニューイヤー駅伝では中村匠吾選手が4区26位、服部勇馬選手が5区14位と、
毎年のように区間賞争いをしていた実績から考えても信じられない結果に終わっています。
トラックの代表選手は廣中選手をはじめとして男女ともみんな駅伝シーズンも好調ですので、
マラソン代表選手は真夏に42.195kmを走ったダメージというのが相当残っているのではないかと推測されます。
▼本日限定!ブログスタンプ
ただ、海外に目を転じてみると、女子の金メダリストであるケニア🇰🇪のジェプチルチル選手は3か月後のニューヨークシティマラソンを制していますし、
男子8位の米国🇺🇸のゲーレン・ラップ選手に至っては五輪2か月後のシカゴマラソンで2位に入るなど、疲れを全く感じさせない活躍を見せました。
日本のマラソン代表選手だけが揃いも揃って不調に陥っているのを見ますと、
もしかすると五輪の2年前に行われた真夏のMGCが影響しているのではないかと思ってしまいます。
ドーハ世界陸上の50km競歩金メダリストの鈴木雄介選手が、レース後2年経っても疲労が抜けずに五輪を辞退したように、
真夏の長丁場のレースを一度経験しただけでも深刻な影響を受ける選手がいるわけですから、
それを丸2年の間に2度も経験すれば、選手生命に重大な影響を与える確率が高まることは十分に考えられます。
一発選考のMGC自体は立派な制度ですので続けていくべきですが、
暑さ対策というのは五輪本番の時に考えればいいことですので、
私はMGCの開催時期は11月とか涼しい時期に持ってきても別に構わないのではないかと思うのであります。