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8月28日に開催される北海道マラソンにおいて、女子の部の優勝候補筆頭にあげられていた天満屋の前田穂南選手が新型コロナ感染のために欠場することが発表されました。
月陸Online/月刊陸上競技@Getsuriku東京五輪代表・前田穂南が新型コロナウイルス感染で北海道マラソンを欠場7月上旬の函館マラソンのハーフを日本歴代8位タイの1時間8分28秒で制するなど、好調なシーズンを送っていた。|月陸Online https://t.co/cVjXUGavH8
2022年08月15日 15:46
昨年の東京五輪では33位と力を発揮することはできませんでしたが、
今年に入ると5月の仙台ハーフと7月の函館ハーフを好タイムで連勝して完全復活を印象付けており、
私も先日の記事では北海道マラソンの大会記録更新も期待できる旨を述べていただけに、たいへんショッキングなニュースでありました。
それにしても先日の世界陸上でも男女のマラソン日本代表選手6名のうち半数もの選手がコロナ陽性で欠場を余儀なくされるなど、
これまで比較的コロナ禍とは無縁のように思えた日本のマラソン選手にも最近は感染者が相次いでいます。
まあ、日本人自体がこれまでは諸外国と比べて新型コロナの感染者数が圧倒的に少なかったわけですが、
ここ3週間ほどは日本の感染者数が世界一を記録するなど、第7波に入ってからは様相がまるで一変してしまった感じです。
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この傾向を見て、日本のコロナ対策は間違っているのではないか、
世界陸上を見ても真面目にマスクをつけている日本選手団だけがクラスターに見舞われましたので、
そもそもマスク自体にもう意味がないのではないかと思う人も増えてきたようであります。
私もそう思うのでありますが、とは言え、現在の日本のコロナ対策は間違っている可能性が高いと言えども、
これまでの対策までが間違っているとは言えるものではありません。
2020年に最初にコロナ禍を迎えた時、欧米を中心に感染が爆発し、医療体制が崩壊している状況を見て、
日本もいずれ同様の事態になることは避けられない、でも感染の波が来るのを遅らせることはできる、
だからいかに時間稼ぎをすることが重要だと多くの専門家が述べていたのでありますが、
そう考えると世界の潮流から遅れて、今ごろになって感染者数世界一になった今の状況は、
見事に日本国民の努力によって、当初の目論見どおり、その感染の波を2年も遅らせることができた成果と言えるでしょう。
と同時に、これまでの日本の数々のコロナ対策、マスクにしろアルコール消毒にしろアクリル板にしろ、
これらはあくまでも感染の波を遅らせる時間稼ぎのためのツールに過ぎなかったことがわかったわけですから、
その役割を終えた以上、もう諸外国に倣って、マスクもアクリル板も取りやめて、
コロナ対策も次のステージに移ってしまっていいのではないかと思うのであります。