本日は早朝4時に出勤して、夜7時に終業で残業は6時間半。
週末の陸上界は世界新や日本新、その他にも好記録や快挙が続出したようですが、
まずはベルリンマラソンでのエリウド・キプチョゲ選手の世界記録更新について今日は触れたいと思います。
ロイター スポーツ@ReutersJpSports陸上=キプチョゲが2時間1分9秒の世界新、ベルリンで4年ぶり更新 https://t.co/GIkWjGKjDZ https://t.co/t7JCZ5yiI2
2022年09月26日 10:28
世界記録保持者にしてオリンピック2連覇、非公認レースで人類初の2時間切り、フルマラソンの戦績は15戦13勝ともはや「生ける伝説」と称され、
今年に入っても東京マラソンを2時間2分台で圧勝するなど、間もなく38歳を迎えるという年齢を全く感じさせないキプチョゲ選手でありますが、
伝説の上にさらに伝説を積み上げる快挙を成し遂げました。
キプチョゲ選手の凄さは様々な箇所で語り尽くされている感があるので、改めて述べるまでもないのですが、
私が単純に凄いと思う点は非公認のレース含めて狙ったレースはほとんど外さない点であります。
そして出場を予定していたレースを故障や調整不足などで欠場したことが一度もないところであります。
これは簡単なようで最も難しいことで、私たちの想像も及ばない遥か高いレベルで日々の節制を続けているからこそ可能だと推測されるのであります。
次のキプチョゲ選手のターゲットは、かねてより公言しているワールドマラソンメジャーズ完全制覇だと思われますが、
残るは例年4月開催のボストンと11月開催のニューヨークシティの2レースです。
2023年はこの2レースに出場し、2024年はパリで五輪3連覇に挑み、
そして2025年はまだマラソンで出場したことがない世界選手権制覇を目指して、東京の街を駆け抜けるのではないかと予想するのであります。
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それにしても今回キプチョゲ選手が出した2時間01分09秒というタイムは、
同じ42.195kmの距離を7人でタスキをつなぐ高校駅伝の歴代最高記録の2時間01分18秒(2015年・世羅高校)を上回っていることでもその凄さが理解できます。
それも日本の高校生の実力は、世界の同世代と比較してもトップクラスにあるわけですからなおさらです。
そして今回のハーフの通過が1時間を切る、59分51秒というのも驚愕であります。
ハーフマラソンの日本記録が1時間00分00秒(2000年・小椋裕介)ですので、
日本人選手はキプチョゲ選手のペースに中間点を待たずして、誰一人ついていけないということになります。
これを知るともう日本人はマラソンで世界と戦えないと思ってしまうものですが、
ただ、今回のベルリンの2位のタイムは2時間5分台、3位は6分台ですので、キプチョゲ選手が世界でも別格の存在であるとも言えますので、
キプチョゲ選手とは戦えなくても、「世界」とは十分に戦える可能性はあると、悲観する必要はないと思います。