熊本を襲った大地震から4か月が経ちました。

GWの前に一度行きましたが、その時に比べれば随分と良くなって来ているのかも知れませんが、それでも、ブルーシートはあちらこちらで見受けられ、立ち入り禁止の建物や、崩壊しかけている建物も散見されました。

実は、前回の訪問時に、熊本城近くまでは行っていたのですが、テレビなどで報道されている姿を見て、実物を見る気にはどうしてもなれませんでした。

今回、所用で家族で熊本県南部に行くことになり、娘たちも熊本市内(目的は別ですが)に行きたいと言っていましたので、熊本城にも寄ることにしました。

正直言って、自分が甘く考えすぎていました。
ここまでひどい状態だとは思いもしませんでした。

報道で見られたのはほんの一部。

事実はすさまじいものでした。


天守閣の全景です。

もう少しアップしてみますと
棟が崩れています。


これは報道でよく見た所ですが、少し引いて見てみると
石垣が全体的に崩れているのがわかります。

崩れ方もハンパない状況です。

自分はお城オタクではありませんが、以前に見た時の勇壮さに感銘を受けていました。
その名城がここまでの状況になってるのを見て、涙が流れてしまいました。

現在、熊本城内に立ち入ることはもちろん出来ませんが、周囲から現状を見て回ることができます。

現地の方々は、この悲しみを乗り越えて、この熊本城を復興のシンボルとして立ち上がろうとされています。ライトアップもされているようです。

現実を見ようとしなかった自分が恥ずかしく思え、現実を見て衝撃を受け落胆した自分がいて、最後には「がまだせ!」と力強く頑張っている地元の方々の姿に感動を覚えました。

復興という言葉がどんな状況を言うのかはわかりませんが、着実に前を向いて動いている力を感じています。