月一回の短歌講座です
改めて、
なみの亜子先生は人気歌人です
この日もお二人が入会されました。合計13名在籍
でも欠席1名、ずっと在宅の方1名なので11名の出席です。
講義内容のうち、歌会の時間はちゃんと取りたいとのことで
「歌集の紹介」のコーナーはタイトルと著者名とを紹介しただけになっちゃったぁ
では、いってみましょう
● ● ● 自由詠 1
カナヘビの餌と売られし蟋蟀(こおろぎ)の聲(こえ)聞こゆるかコーナンの夜
かずちゃん
()内のふりがなはライカが付けました
添削後
カナヘビの餌とし売らる蟋蟀の聲聞こえんかコーナンの夜
解 説
蟋蟀は生体として売られているのか死骸なのか、考えさせられるところがあるが、自分のイメージとしての「聲」を詠むかたちに朱を入れた。
ライカより…カナヘビというのはインパクトがあるし、蟋蟀を餌にしているとは知らなんだぁ
何と言っても「コーナンの夜」と言い切ったところがすっごく思い切りが良くって好きやわ~
画像はどちらもお借りしました。
● ● ● 自由詠 2
杖ついてコンビニ捜す八十四歳(はちじゅうし)「シルバーカーは嫌ばあさんみたい」
ライカ
添削は無し
解 説
一首としてよくまとまっている。詠まれた人の毅然とした感じ、負けず嫌いな姿が浮かんでくる。「ばあさん」が口調の雰囲気をよく出している。
ライカより…10/27のブログに載せたおばあちゃんのこと(→*)を短歌にしてみました。もっと説明したいこといっぱいあったけど、言葉を削って削って…やっとできました
さぁてぇ。前回、題は「実」または「実」を使う言葉でよい。とお知らせしていましたが、皆さんも短歌に挑戦されましたか?
もし作っておられたら、コメントしていただけると嬉しいです。ただし、先生の添削は受けられませんし、どこかの賞への投稿はできませんが。
● ● ● 題 詠 「実」 1
軽トラで巡る柿山収穫の時を迎へて腰鋏締む
かずちゃん
添削後
軽トラで巡る柿山収穫を迎へておれば腰鋏締め
解 説
「実」の一字をどこかに入れるとよかった。今現在している行動のように、より臨場感のあるかたちに。
ライカより…かずちゃんにたずねたら、これ経験談のこと。なんかたいへんそう。いかにも気合が入りそうです
柿山の写真がないので、先月撮りに行った彼岸花の近くにいた案山子さんです。柿山を見つめてる感じするよね~
● ● ● 題 詠 「実」 2
娘より突然届いた果実酒はとおい昔の結婚祝う
ライカ
添削後
娘より届いた果実酒とおい日のわが結婚の祝いと言いぬ
解 説
だいぶ前に結婚した「娘」の結婚祝いなのか母親の結婚記念日への祝いなのかわかりにくい。後者として添削した。
ライカより…そうなんです。夫と私の結婚祝いなんです。「とおい昔」が誤解を生みそうな曖昧さがあるかとちょっと懸念しましたが…。誰の結婚を祝っているのかをはっきりさせないといけなかったんかなぁ。この歌は果実酒が祝ってくれていると読んでほしくもあったんです。
うちらはワインが好きなので、まあ お酒全般OKですが、パッケージのデザインが可愛くてうれしかったっす
● ● きょうはここまでですが、次回の題詠のお題は「指」です。みなさんも一首ひねってみてくださいね。
では、本日もお越しいただきありがとうございました