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【書評】下川裕治『コロナ禍を旅する タイ編』を読んで思ったこと

下川裕治 コロナ禍を旅する タイ編

今回は、下川裕治『コロナ禍を旅する タイ編』という本について紹介します。

旅行作家の下川裕治氏が、コロナ禍真っ只中の2021年3月にタイを訪れた時の様子を綴った旅行記です。

下川裕治『コロナ禍を旅する タイ編』の書籍情報

Kindel Unlimitedの対象です。

タイトル コロナ禍を旅する タイ編
著者 下川裕治
出版年 2022年
出版社 株式会社メディアポルタ

目次

本の目次

  • 2020年3月
  • 2020年の夏
  • どこなら行けるか?
  • タイならば
  • 1年ぶりのバンコク
  • 隔離ホテル生活
  • 隔離生活も半分
  • そして帰国
  • 写真で見るコロナ禍を旅する タイ編
  • あとがき

下川裕治『コロナ禍を旅する タイ編』の内容紹介と感想

コロナ禍の旅の難しさ

本書は、コロナ禍真っ只中の2021年3月、下川裕治氏がタイを訪れた際の様子を綴った旅行記です。

冒頭で、まさにコロナの感染が拡大し始めていた2020年3月、タイに滞在中だった下川氏のとある行動がきっかけで自身のツイッターが炎上したことが紹介されています。

文章を読むかぎり、下川氏は昔ながらのタイの緩さが身に染み付いていて、今の時代と少しずれていると感じるところもあります。昔から下川氏の本を読んでいる身としては言いたいことは分かるのですが、何も知らない人が見たらそりゃ炎上するでしょうねという感じです(笑)。

この経験がその後の旅行計画にも影響を与えるようになったと言い、同調圧力や自己責任論という言葉を用いて、コロナ禍の旅の難しさについて語っています。

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それでも旅に出た下川氏

世界中にコロナが蔓延するなか、「訪ねる国にウイルスをもち込まず」「日本にももち込まない」ことを判断基準に行ける国を探していたところ、観光客にいち早く門戸を開いたのが下川氏に馴染みのタイであったと言います。

このような紆余曲折を経て、下川氏は2週間の強制隔離を受け入れ乗客たった4人の飛行機に乗ってタイへ向かうのでした。

隔離旅というか、隔離が旅そのものだった。

p.41

という言葉通り、タイの街や人の描写などは少なく正直物足りないと言えば物足りないのですが、旅行の事前調査・準備や隔離期間中の様子が詳しく紹介されており、これはこれで興味深く読むことができました。

何はともあれ、65歳を超えた身でコロナ禍の中、旅に出るあたりはさすがです。

おわりに

以上、下川裕治『コロナ禍を旅する タイ編』についての紹介でした。

コロナから約2年半。ようやく海外旅行解禁というところまで来た感がありますが、下川氏はこのタイの旅以降も世界各地を精力的に飛び回っているようです。

Kindel Unlimitedの対象です。

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