教室で、売買損益の問題に取り組む5年生の少年。
「自分が会社を経営しているつもりで、
しっかり計算しよう!!」
授業中、その子にそんな声をかけました。
売買損益は内容をしっかりマスターするまでは、
ありえない解答を書いてしまいがちな単元です。
例えば、1個20円で仕入れた品物を2500円のような
ボッタクリ価格で販売することは基本的にはありませんし、
品物が100個しかないのに、500個の品物を売ることもできません。
「そんなわけないでしょう!!」
という解答を書いてしまう生徒も、
初めのうちは少なからずいます。
テストで考えられない解答を書いてしまい、
しまった、と後悔した経験のある中学受験生は少なくないはずです。
さて、その少年は算数よりも国語が得意で、
独特の語り口でユニークな解答を返す名人です。
この時は、こんな答えが返ってきました。
「でも、先生。
ワタシが経営者になったら、
ゼロの数を間違えたり、
足し算を間違えたりして、
すぐに経営破綻してしまう
と思います。
だれか、別の人を雇って、
その人にまかせた方がいいですね」
何を言っているんだ!!!
初めから、人任せにすることばかり考えてどうする!!
まずは自分でできるようにしよう!!
立て板に水のごとくお返事を返す様子に笑ってしまいつつ、
そう励ますしかありませんでした(笑)
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