鉋の台打ち 7 | 鳥取県倉吉市 青亀工務店 見習い建築大工日記

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鳥取県の倉吉市の青亀工務店で、
親方でもある父のもとで
建築大工の見習いとして修行中の僕のブログです!
青亀工務店のHPは
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です。



まずは裏金をテープで固定します。
僕は、裏金の刃先を鉋刃の刃先から一分ほど上で固定します。


そしてこの治具で側面に裏金の前の墨を写していきます。
裏金も丸く沿っていたり、まっすぐな裏金もありますのでこのへんも数をこなして慣れていくしかないのかもしれません。




だいたいの押さえ棒の位置は裏金の長さの半分の位置らしいです。
そのへんの位置に墨をして押さえ棒の墨をします。
このときに裏金の前にちゃんと押さえ棒がくるように注意しながら墨をするようにしてください。
これまでの努力が水の泡になります笑


押さえ棒に対応するキリで少しずつ何度も位置をみながら1ミリほど穴をあけます。


あとは押さえ棒穴あけ治具を使用して、台に治具をしっかりと押さえつけて穴をゆっくりあけます。


反対も穴を開けて押さえ棒を通します。





そして緊張の一瞬、、
裏金を仕込んできつさを確認します。
緩ければ耳を曲げたり、キツければ押さえ棒をやすりで削るか、裏金の曲げを直したりつかえている部分を砥石でけずったりして好みのきつさに調整してください^ ^

あとは竹などで押さえ金の穴を隠して、鉋をかけます。




そしてお好みで面を取り、完成です!
このあと、鉋刃と台が馴染むように少し日にちを置いてから鉋刃を出して刃口を調整して終了です。

長かったですが、見ていただいてありがとうございました!
一人でも台打ちができる方が増えますように😌✨