こんにちは
南荻窪のピアノ教室
ドルチェ・ピアノ・ストゥーディオです
久しぶりのブログの更新ですが
皆様お変わりないでしょうか?
さて、
ショパン国際ピアノコンクールが
昨日終わりました
配信でライブも見られるようになり
私の性格から言うと
熱中して寝られなくなって
見続けてしまう事が多いのですが
今回は
2次の結果が出たあたりから
あれ?あれ?
と疑問がではじめ
咀嚼して受け入れるまでに
少し時間がかかり
ファイナルの最後のあたりから
過去の動画も含め
寝ないで見続けることに・・・
これだけの曲を
緊張感の中
あの完成度で弾くって
本当にとんでも無い事で
コロナのこの時代に
余計に考える事も増えてという中
本当に皆すごいです
1次予選から全部演奏が残っていて
皆の演奏が後からでも聞ける
すごい時代になりました
ショパンというのは
ピアニストにとって
間違いなく特別な作曲家です
ですので
代々受け継がれてきた伝統があり
奏法もあり
分かりやすい事だと
拍を両手ピタッと合わせるように
ショパン自身が弟子たちに教えていたので
両手がずれないようにピタりと合わせる
そうすると動きはかなり制限されるのですが
その中でどのように感情のうねりを
表現するか
伝統的に伝えられてる事以外は
できるだけ楽譜に忠実に弾く
それがショパンコンクールの
審査基準だったと
思うのですが
「ショパンは
演奏する度に
毎回違う演奏をした」
という事の方が
大きく反映される
審査結果になったような気がします
「フリースタイル!ショパンを弾いて
皆を感動させられるのは誰?」
という感じに
コンクールも変わってきているのかもしれませんが
面白い演奏もたくさんあって
優勝したリウさんは
やっぱりショパンは舞曲だよね!
ダメだって分かってるけど
演奏したらそうなっちゃうよね!
という
ウキウキした気持ちをくれたし
きらめくような音で
様々な人を聞いた後でも
1次の演奏も
はっきりと思い出せるので
きっと実際に聞いたら
ファンになってしまうんだろうな
1次終わった時に
師匠たちと話していて
ayaちゃんは誰がよかった?と
聞かれ
1番にリウさんのお名前を出したけど
2次を聞いて
絶対最後までは残れないと思ってました・・・
反田さんの
コンチェルト一楽章は
歌い出しに少しタメがあるので
都はるみの北の宿ではないか!
日本人の魂は演歌だよね!
というのを本当に狙っているように聞こえるから
面白い!
本当によく弾けるし
どうしたら人が感動するかも知っているし
今回は本当に僅差だったと思うので
少し悔しいですが
世界的ピアニストの仲間入りです
本当に楽しみです!
小林さんは
あの小さな体でオケと対等に弾くだけでも
とてつもない事
私は彼女より数センチ高い身長だけど
小さな女性は
1音1音に皆より負荷をかけないとピアノが鳴らない
コンチェルト弾いた日は
背中が腫れて寝られないくらい痛い
そんな思いは
きっと皆知らない
そういうこと感じさせたらダメなんだけど
1次からすごい気迫で弾き切って入賞
本当にすごい人です!
ファイナルには残ってくれなかったけど
オソキンスさんは
凝りまくりで面白すぎて
生で聞いてみたい
もしも
目隠しをして全員の演奏を聞いていたら
私の中では
ガルシアガルシアさんかな
独特の演奏スタイルなので
それに慣れるまでに時間が
かかってしまい
音に集中できないけど
慣れると
マイクを通しても
他のコンテスタントとは違う
アナログな音がして
ソリストの音だ〜
コンクールはミスが減点になってしまうけど
お金を払ってでも
聞きに行きたい人は
ガルシアガルシアさん
日本人が2人も入賞したなんて
信じられない快挙ですし
きっと子供達にも
素敵な影響をくれたんじゃないかなと
思います
ピアノ習う子増えるかな〜
世界的に活躍するピアニストの中に
日本人が増えるのは
本当に嬉しい事ですね!!
今回も17歳のファイナリストが3人もいて
驚いてしまいますが
昔のファイナリストだって
皆若かったんですよね
ツィメルマンさんもアルゲリッチさんもポリーニさんも
とてつもなくすごい演奏でした
ショパンコンクールではないけど
中村紘子さんが16歳の時の
ショパンのコンチェルト
本当にすごいですよね
秋がなくて冬になってしまいそうなくらい
寒いですが
皆さまどうぞご自愛くださいませ!