涙もろくなった私 | 自由に生きる!

自由に生きる!

自由に生きるって理想だけど、そのためにはかなり不自由を我慢しながら自分の目標を達成してかなきゃダメだよね。

皆さん誠にご無沙汰しておりました。

山田です。

 

またブログを書こうと思い立ちました。

数か月前、毎日書いていたブログを突然休止宣言をし、新たなステージに旅立ちます・・・なんて格好の良いことをほざいていました。

 

しかし、やはり何かが違う。

 

毎日がただただ過ぎてゆくことに、少なからず気持ちがしっくりきませんでした。

 

さて、とりとめのない話になりますが、本日のテーマは、「涙もろくなった私」です。

 

私は、以前からテレビ東京の「YOUは何しに日本へ」が好きで毎週土曜のお昼を楽しみにしていました。

 

皆さんは、月曜の夜じゃないの?って思われますよね。

 

そうです。 

 

テレビ東京では確かにそうなのですが、実は我が家の奥方が韓流ドラマに凝っており、夜はチャンネル独占状態で私の自由は全くないのです。汗

 

で、奥方のいない土曜日のお昼に他局で再放送をしていることに気が付き、ゆっくりと休みを満喫しながら過ごすのが通例となっていました。

 

ある時、録画をしようとテレビ番組表を見ていた時です。

同じ時間帯に、他局で「日本に行きたい人応援団」というこれまたテレビ東京のヒット番組をやっていることに気が付きました。

 

要するに私は、日本にやってくる外人さんが、日本でどのような事に興味があり、どのように日本の事を感じて帰って行くのかに大きな関心があったのです。

 

そして、日本の伝統文化や柔道、剣道などの「~道」、また建築物や食文化に引かれて来日する外人さんにすごく興味があったんです。

 

そんな事がきっかけで、毎週土曜には「YOU~」と「日本~」を欠かさず見るのが習慣になりました。

 

 

今回のテーマは、ある時見たグアテマラから来日した折り紙好きのオットーさんのお話なんです。

 

彼は、小さなころお母さんが折り紙好きで優しく折ってくれた折り紙に大変興味を持ち、数学教師だったお母さんが成しえなかった数学と折り紙を取り混ぜた授業で、子供たちに折り紙の楽しさと上級生には、数学を取り混ぜて授業に取り入れているのでした。

 

そんな事を知った当番組がオットーさんを日本にご招待したのです。

 

オットーさんは、子供たちがいかに数学に興味を持ってくれるか、そして折り紙を通じて折り紙の楽しさや奥深さなどを子供たちになんと37年間も伝え続けていたのです。

 

そして、昔お母さんから教わったことを子供たちに伝えようとした時、また来日して以前から行ってみたいと思っていた「おりがみ会館」に伺った時など、感動する度に声を詰まらせては涙を流すのでした。

 

素朴というのか私利私欲なく子供たちの喜ぶ顔が見たい、ただそれだけを願って37年間も折り紙を伝え続けてくれたのです。

 

昨今の血なまぐさいテロや北朝鮮の非道な行いが、私たちには遠い世界と思われた争いごとや殺戮という血なまぐさい毎日の報道を見るにつけ、このオットーさんの行いが私には異次元の行動であるように感動を覚えたのです。

 

番組を見ながら、何度も涙をぬぐっている自分がそこにいました。

 

でも、全く恥ずかしさなどはありません。

純粋にオットーさんの行いに感動して、自然と涙が出ていたのです。

 

地球の裏側で、日本人なら誰でも知っている折り紙に魅せられグアテマラの子供たちにその素晴らしさを伝えて頂いたことはもちろん、日本の素晴らしさもまた併せて伝えて頂けたことに、日本人として言葉では言い尽くせないほどの感動と感謝を私は頂けたのです。

 

武力で他国を制圧するようなかつてない危機感に覆われているこの東アジア、そしてこの日本ですが、こんな時だからこそオットーさんの行いは、私たちに言いしれない大事なことを伝えて頂いたのではないかと感動したのでした。