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バトル-198 [高校生バトル-20]

「次郎兄さん、始めの内はマスコミの誤報も有って勘違いされることも有ったけど、YouTube中心に独立運動の趣旨を説明して来たのは正解だったみたいだね。」
「だな、今ではYouTubeをしっかり見て下ってる方々がマスコミのいい加減な報道に対してすぐクレームを入れてくれる、マスコミサイドはうちのチャンネルを見れば取材の必要もないのに雑だからな。」
「話題にはなるからマスコミが取り上げる、その情報源がYouTubeチャンネルだから、詳しく知りたいと思った人がチャンネルを見てくれる、お陰で視聴回数も登録者数も伸び、登場するキャストのファンが増え、そのファンは僕らの別チャンネルも見てくれると言う好循環が続いて言う事なしだけどね。」
「ああ、下手に安いギャラでテレビに出てたら時間ばかり取られて、こちらのメリットは少なかったと思うよ。
 三郎なら視聴率が取れるだろうが、安いギャラで沢山出てたら軽く見られ、扱いがどうなっていたのか分かったものじゃない。
 戦略的に選んだ各局の番組に一回だけ出演の後、ギャラの提示額を見ながら多忙を理由に依頼の多くを断って来たのは正解だったと思う。
 その結果、出演依頼が親父やお袋に移って来たがギャラの提示額が似た様な立場の人よりは良くなってると聞いたよ。
 勿論ギャラが良くてもいい加減な番組からの依頼は断って行くけどな。」
「ひどいテレビ番組も有るみたいだね、だからうちのYouTubeチャンネルが伸びてるのかも知れないけど。」
「偏向報道に気付き始めた人や番組の質に納得出来ない人達は、テレビとの向き合い方を変えて来てるのかもな。
 我々が選んだ、兎に角多くの情報を隠さずにYouTubeチャンネルで伝えると言う手法を、企業がテレビCMより有効な状態にまで作り上げ始めたら、いよいよテレビは衰退して行くのかも知れないね。」
「そこまでにはまだ時間が掛かりそうだけど。」
「どうかな、うちでは多くのチャンネルを関連チャンネルとして扱い、提供しているコンテンツの数はかなりの数になってるだろ、すでにローカルテレビ局を色々な意味で越えてると言う分析は出ているからな。」
「世界を相手にしてるし、YouTubeからの直接的な収入だけでなく企業からのCM収入が伸びてるものね、英語圏で勝負したい企業からの依頼の伸びは、広告主がCM効果を実感してのものなのでしょ。」
「ああ、それに気付いた海外の企業からもCM依頼が来てる。
 各チャンネルの番組最後にCMコンテンツを見たくなる様な五秒CMを複数入れた後、十五秒間各CMコンテンツへのリンクを表示させているのが効果的みたいなんだ。」
「CMって、CMらしからぬ映像作品としてそれなりの時間と内容のを提供するか、五秒で伝えるのが効果的と言う僕らが出した結論は正解だったと言うことだね。」
「人の興味を引くには五秒で充分、長いのは興味のない人にとって目障りでしか無いが興味を持った人は二十分のCMでも見てくれる、まあ今も興味を持って見たくなる要素の研究は続けてる訳だがな。」
「万が一YouTubeの規約変更とかでYouTubeからの収益が大きく減っても大丈夫な様にしておきたいものね。」
「目標はテレビに取って代わる存在だからな、今の所新番組をスタートさせても問題なく黒字、新チャンネルには若干リスクが有るが各チャンネルとの相乗効果が有る、まともな内容なら大丈夫だろう。」
「今後は英語以外の言語でのチャンネル開設だけどキャストの問題はどう?」
「ああ、それはね…。」
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