プリンプリン物語!? | 記憶の中の宝探し 限りなき時間遡上

記憶の中の宝探し 限りなき時間遡上

珠玉の思い出を引き出して楽しんじゃおう!

 

 

ウィズ・コロナの世の中が訪れるなど
夢にも思わなかった頃のこと。
 
マスクなんてもんには無縁で
飲み会や食事会では
歯茎ガーもろ出しで
喋り爆笑し、
カラオケで大口開け歌いまくり…
 
そんな頃が〜
なんだか遠い過去の日々の様な…
 
人類はこの先
一体どんな運命を、辿るのであろうか。

オレは腕組みして、
 
「こりゃ〜マズイぞ〜 ビックリマーク 」 と
 
目を閉じてみれば
さらにさらに遠い過去の
恥さらしな記憶が蘇るのであった。
あせる
 
 
これも、
かれこれ20年ほど前の話。

その頃、
私は社の広報課に異動したばかりで
職種がブルーカラーから
ホワイトカラーへ転じ、
 
業務内容を把握するのが
大変であったのを覚えている。
 
 
社ではIT関連事業を立ち上げ
そのメンバーに私が加えられた。
 
特にインターネットに
精通していた訳でもなく、
私に務まるかどうかも
不安であったが、
否応なしに会議や他の企業との
共同プランに参加させられていた。
 
富士通と社で共同の
新しい企画を立ち上げ
何度となく富士通社員さんと合流し
新規のイノベート事業を進めた。
 
ってことはだ、
当然そこの女子社員と話す機会もあって
ITだのイノベーションだのと
そんな小難しいことより、
 
他社の新鮮な女子社員さんとの
コミュニケーションを重視するっていうのが
私流。
 
 
そんな中、映画好きという点で
会話が弾んだ一人の女性が居た。
 
いつもながらの一目惚れ ドキドキ とか
恋に落ちたとか、

 
そんな風な展開にはならなかったが〜
会議の後の懇親会や飲み会で
私はあえて映画の話題を持ち出しては、
その彼女と話すきっかけを
作っていたのは言うまでもない。
 
特別
私好みという女性でもなかったが、
妙に映画の話題で意見が通じあえた。
 
名前も覚えている。
 
細貝美帆さんという人である。
 
実に素敵な名前だったから
忘れない。
 
その彼女の映画の好みが
これまた私の琴線に触れ、
刺激的かつ意味不なカルト作品が
大好きだという。
 
私もちょうどその頃、
クセの強い映画を好んで観ていたから
互いに話が盛り上がった。
 
彼女はデビット・リンチの
イレイザーヘッドという作品を
観たがっていた。
(あまりお勧めできる内容ではない)
 
 
 
 
 
 
 
 
この作品は
ビデオ化されていたが
置いてあるレンタルショップが無かった。
 
運良く、
海賊版をダビングしたビデオテープを
持っていたので
それを貸してあげることになった。
 
 
ま、ここまでは特に
どうということもなく、
世間一般的なお話。
 
ところがだ、
この貸したテープは
確かにイレイザーヘッドの作品が
録画されてあったのだけど
時間が短い作品なので
 
本編が終わり、余っている部分に
エロビも入れてあったのを
すっかり忘れていた。
あせる
 
その衝撃的事実は
彼女からテープが返却され、
私の手元に戻ってから
気が付いたのである。
 
う、やっちまった〜

そのエロ作品
 
「ムッチリ女子大生
プリンプリン物語…」
 
だったかな〜

テープはスタート地点に
巻き戻されていたから
プリンプリンを観てしまったかどうかは
彼女のみぞ知る…
なのである。
 
 
彼女は私にテープを返す時、
特段、変わった様子もなく
 
「いや〜なんか凄い作品だね〜」
 
とフツーな顔付きで
テープを渡された。
 
それは確かである。
 
それに~もしかして
エロビのほうも観ちゃった 
はてなマーク
 
と訊くことなどできないし。
 
 
それ以降、その珍事が気になって
彼女に対しワダカマッテしまい
話しかけ難くなっていた。
 
なんとなくその彼女も
私に話しかけてこなくなったみたいな
そんな気がしていた。
 
 
そのうち、IT関連事業は
企画倒れになり
実現することなく、富士通の社員とも
会うことがなくなった。
 
 
私としては
その企画が流れて、不幸中の幸いで
あったのだが…
 
プリンプリン物語
 
彼女に観られてしまったのか〜
 
そう思う度、
なんてバカな男だろうと
自分自身が情けなくなっていた。
 
トホホホ……

人にものを貸す際には
十分気をつけなくてはならないという
教訓である。

 
ん〜なんだか
記事綴っていたら
無性にプリンが食いたくなったぞ。
 
それもカラメル部分がほろ苦い
プルンプルンではなく
固めのやつを。

コンビニでも行くか。
 
 
プリンプリン
 
を食うぞ~
 
 
 
 
 
.
 
 
 
 

.