内田地区の御柱 | 安曇野の四季 宮下 鉃 写真ブログ

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信州安曇野の風景写真を中心に信州の櫻・信州の祭りなどを撮影しているカメラマンです。
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内田地区の御柱

 

 松本市内田には3ヶ所の道祖神の御柱行事が有り、塩尻市南内田には7か所の御柱行事が有りましたが、南内田の2ヶ所の地区が昨年御柱行事の廃止を決定し、完全に消滅しました。今年の御柱行事は両地区残りの8ヶ所のうち南内田地区の5ヶ所が中止、内田地区の1ヶ所が中止となり、実施されたのは内田地区の2地区だけという淋しい状態でした。

 この行事に最初に出会ったのは1984年1月の事でしたが、当時30ヶ所で行われていた御柱行事がこれで26ヶ所に減ったことになります。今年はその26ヶ所のうち実施されたのは10ヶ所のみでした。

 

★ 松本市内田「北花見」地区の道祖神の御柱

  この地区で御柱行事に参加するのは、庚申講の仲間(お弔い仲間)の24戸だとお聞きしました。今年は1月14日に建てられ、組み立てに立ち合いが出来ました。

 御柱の意匠は頂部に松の枝を飾り、色紙の紙垂を1.5mほどの丸竹に付けた御幣(おんべ)を今年は28本×型に組み上下に竹の横棒を各1本づつ組み、それぞれ荒縄で固定します。

 下部に藁束で俵状に作り、「ソバ」(他地区では稲花、柳、花などと呼ばれています)を指します。1月20日に倒し、御幣やソバは各家庭に配られます。

 御柱は、道祖神・繭玉社・秋葉様の祀られた場所の交差点の角に、恵方の方角に向けて建てられます。今年は南南東ですね。電線が邪魔をしていて正確には恵方の方角に向けられず、気持ち東向きとなってしまいましたがご愛嬌と言うことでしょうか。

 

 

左:≪御幣≫     右:≪この地区では「ソバ」と呼ばれる飾り≫

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★ 横山地区道祖神の御柱

  松本市内田横山地区は10戸だけの集落で、道祖神の御柱も比較的小型のものです。

  今年は昨年までと建てる位置がわずか移動し、短管で立派な架台が作られていました。昨年までは道祖神の後の木に立てかけるように建てられていましたので、今年からは良く見えるようになりました。

 御柱の意匠は頂部に松の枝を飾り、色紙の紙垂の付いた御幣を10本(集落の戸数分)×字に組み立て荒縄で亀甲型の輪郭を組みます。ソバ(稲花)は上中下段の3ヶ所に藁束を親柱に俵状に巻き、そこに刺して飾ります。風が強く飾られた紙垂がなびいていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Peace be with you !

ウクライナに平和を!

 

 

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