■食事 オートファジーがあるので置きっぱなしの食事はよくない? #トリーツ#オートファジー | まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

まねき猫ホスピタル院長 獣医師・石井万寿美 ペットのいる暮らし

小動物臨床をしている獣医師です。書くことが好きで本も書いています。自分の勉強したことを伝えて、少しでも世の中に還元できれば、こんな嬉しいことはありません。

image

↑生前のラッキーの食事

 

私はラッキーに食事以外にほとんどトリーツをあげていません。

それは、だらだらと食べるのはよくないと考えるからです。

オートファジーで大隅先生がノーベル賞を取られたので、ご存じの方も多いと思います。


●オートファジーとは?

□日本語では「自食作用」と訳さます。

□オートファジーの「オート」は「自己」で、ファジーは「食べる」(どちらもギリシャ語)

□細胞の中で行われるリサイクル・システム

□細胞の中の余計なものを細胞自体が取り除くシステム

□細胞の中に小さな掃除機のようなもの現れる

 

このオートファジーシステムがちゃんと働いているとがん細胞を食べてくます。

オートファジーが働くのは、空腹のときだといわれています。人では18時間空腹がいるといわれていますが。

 

犬や猫もダラダラと食べるのはよくないようです。

ただ、もふもふちゃんの中には、肝臓疾患や体重が2キロ前後の子などは、空腹はよくないので、その辺りはかかりつけ医とご相談くださいませ。

 

そいう意味もあり、ラッキーにはあまりトリーツをあげませんでした。