社会・資料分析問題の「読み取れることを記述する問題」埼玉県立伊奈学園中学校(2015年) | 恋する中高一貫校 適性検査 徹底攻略!

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今日は、埼玉県立伊奈学園中学校(2015年)で出題された社会・資料分析問題の「読み取れることを記述する問題」を紹介します。

 

親子で挑戦してみてください!

 

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資料1と資料2はそれぞれ「食料自給率の移り変わり」と「日本人一人あたりの食料消費の内訳の変化」です。

資料1から読み取れる変化を20字以内で,資料2から読み取れる変化を40字以内で書きましょう。

 

資料1 食料自給率の移り変わり

 

平成25年度食料需給表より作成

 

 

資料2 日本人一人あたりの食料消費の内訳の変化

*ちく産物…牛肉,ぶた肉,とり肉,牛乳,乳製品など。
*油し類 …サラダ油,オリーブ油,菜種油など,いわゆる食用の油のこと。
*魚かい類…魚,貝,エビ,カニなど。

 

 

埼玉県立伊奈学園中学校(2015年)

 

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資料1から読み取れる変化:
食料自給率は年々減少し続けている。(17字)
 

 

資料2から読み取れる変化:
米は年々消費割合が減り,ちく産物や油し類,小麦の消費割合が増えている。(35字)

 

 

資料1から,食料自給率は1965年度から2013年度まで年々減少し続けていることが読み取れます。

20字以内の字数制限があるので,「食料自給率は年々減少し続けている。」とまとめるとよいでしょう。

資料2から,1960年から2011年にかけ,米の消費割合が減り,ちく産物や油し類,小麦の消費割合が増えていることが読み取れます。

 

 

食料自給率とは,その国で消費される食料が,自分の国でどのくらい作られているかを示す割合のことをいいます。
 

例えば,食料自給率が60%の場合は,その食料の60%は自分の国で作られ,40%は輸入していることを表します。
 

日本の食料自給率が低い主な理由は,次のようになります。
・食生活が欧米化し,自給率が高い米の消費が減り,自給率の低い小麦,肉類・油し類の消費が増えたから。
・輸送技術や冷凍などの保存技術の向上により,安い食料が輸入できるようになったから。
・日本の農業就業者の減少によって,農作物の国内生産量が減少したから。

 

 

社会・資料分析問題の「読み取れることを記述する問題」は下記学校で過去に出題されています。

 

東京都立小石川中等教育学校、埼玉県立伊奈学園中学校、青森県立三本木高等学校附属中学校、茨城県共通、長野県共通、宮城県共通、和歌山県立向陽中学校・古佐田丘中学校、岡山市立岡山後楽園中学校、岡山県立岡山大安寺中等教育学校、山形県立東桜学館中学校、安田学園中学校、宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校、京都市立西京高等学校附属中学校、広島市立広島中等教育学校、高知県共通、大分県立大分豊府中学校、熊本県共通、鹿児島県立楠隼中学校

 

 

☆適性検査 社会・資料分析問題の「読み取れることを記述する問題」が楽しくよくわかる過去問解説カードは下記よりご購入いただけます。

 


※問題のみはコチラでご覧いただけます。
 

 

 

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