バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

就労のための重度判定を受ける

2021年08月09日 | 社会的自立に向けて
現在の障害者雇用率は 民間企業で2.3%。
全従業員の2.3%の人数 障害者を雇用する義務があり
企業はこれが達成できれば助成が受けられるし
守れなければ 逆に納付金を払わなくてはならないという
障害者雇用推進のための制度が設けられている。

また 重度障害者は1人でも2人分ダブルカウントされるルールがあるので
企業としては ”働ける重度障害者”を雇用した方が
1人分のお給料で人数は2人雇用していることになるからお得なわけで。

で、特別支援学校の高等部に通っている3年生で、企業就労の可能性がある子は
この重度判定を受けるように学校から案内される。

これは療育手帳(東京都なら愛の手帳)の度数とも
バンビが先日受けた 障害支援区分認定ともまた別で
あくまでも 雇用のための障害の度合いの判定 ということになるらしい。


前置きが長くなったけど
バンビも先日 上野にある東京都障害者雇用センターに行って
判定を受けてきました。

最初に親子で説明を受けて、次に本人の面談。
ペグ挿しのような作業をして判定を出すみたいだった。
それから 保護者の面談。
主にコミュニケーションと移動(交通機関の利用等)について質問され
できる・一部できる・できない(4段階だったかも) を答えていく。

先輩ママさんから
普通に答えていたら重度判定が取れなかったという話を聞いていたので
少し厳しめに答えておいた。

別に重度判定になったからと言って 本人が何か得をする というわけではないんだけどね。
あくまでも 企業の側の問題だから。
でも、例えば 
重度の人と判定なしの人と評価が同じで どちらを採用するかとなったら
重度の人を優先したりはあるかもしれない。
人数がWカウントになるもんね。
逆に重度判定を受けたからと言って 何か不利になることもなさそう。

重度判定がつけば終生のものだけど
例えば 今回重度判定がつかなかった場合は
何年か後に改めて判定を受けることはできるらしい。

トータル2時間くらいかかる と言われていたけど
1時間半弱で終了。
バンビは 重度判定を受けました。

まぁ、いざ”お子さんは重度です”って言われると多少ショックな気もするけど
前述のとおり 重度判定を得ていた方が有利な場合もあるのでね。
そこは無事判定取れて良かった。 

こうやって1つずつ卒業後に向けたステップを進んでいくんだね。

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