バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

就労への道⑬ 進路が内定しました

2021年09月20日 | 社会的自立に向けて
 前回の記事に書いた福祉型カレッジでの実習も無事終わり
先日「合格通知」が学校経由で届いた。
あとは入学申込書を提出すれば、晴れて入学決定。
やれやれ~。

就学もそうだけど、ギリギリまで決まらないというのはやっぱりつらい...
9月の段階で目途が着いたのは 精神的には助かるなぁ。

就労に至らなかったことを残念に思う気持ちがあるのは正直なところ。
でも、バンビの現在の実力ではそれは難しいというのが結論だから仕方ない。

実習最終日の面談で、「僕はここに入りたいです。」と力強く言ったバンビの
その気持ちが叶ったのだからそれが何よりなんだろう。

ストレス耐性の低いPWSのバンビに無理を強いるのは
平穏な生活まで壊しかねないことは 重々承知している。
実習で慣れないところに通う生活は 見通しが立たないことに不安を感じる
バンビにはやっぱり負荷がかかる。
だから もう実習に行かなくていい というのは
親の私にもちょっとした解放感があるんだよなぁ~。

バンビは何より 普通の子がみんなやっているような生活
友達と連絡取り合うとか、一緒に出かけたりとか そういうことに憧れていて
(まぁそれはなかなかリスクのあることでもあるのだけど)
そういうことがもしかしたらできるかもしれない環境に身を置きたい
そう願っているわけで
働くのは いずれすることになるだろうけど
今はそういう青春生活メインで と考えたとしても悪くないと思う。

何より今はこの新型コロナ禍で企業実習もままならないような状況で
社会がこの状況を抜け出すのにまだあと2,3年はかかるかもしれない 
と言われている。
だったらトータル4年(後半2年で就労が決まればそこで終わり)
のんびり過ごしてもいいのかもしれない。

そんなこんなで ”縁あるところに落ち着く”というか
”そうなったことがいちばん良いこと”だと今は信じていこうと思ってる。

これがゴールじゃなくて、まだまだ先は続いていくんだけど
「就労への道」はひとまずこれで終わりにしよう。
就労できればいいわけじゃなくて
やっぱり「社会的自立に向けて」がこれからの目標になってくるわけだしね。

後は残り半年の高校生活を楽しんでほしいな。
これからも出会いに恵まれて(バンビは割とそういうの”持ってる”人)
いっぱいいろんな経験を積んで 
毎日が”楽しい”にあふれている そんな時間が過ごせたら 
と 母は願っています。

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