子どもが新しい状況に置かれた時 その2 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、前回の記事の続きです。

 

前回の記事では、人は、新しい状況に入ると、隠された性格特性を表に現わすようになる、ということを書きました。

 

子どもの場合は、家庭から学校へと移る時や家庭の事情が突然変わるような時、隠されていた性格特性が最もよく姿を現すようになるでしょう。

 

そのような時に、子どもの性格の限界が最も明瞭に現れることになるのです。

 

例えば、ここにある養子の子どもがいたとします。

 

その子どもは、矯正困難で、かんしゃくを起こし、次に何をするか誰も予想がつきませんでした。

 

その子どもと会話をした時、その子どもは理解できるようには話しませんでした。

 

話すことと言えば、こちらの質問とは関係のないことばかりでした。

 

このような状況の全体を観察した結果、次のような結論に達しました。

 

この子どもは、里親の家に数カ月いて、里親に対して敵対的な態度を取ってきた。その結果、そこにいるのが嫌なのだ」、と。

 

状況から引き出された結論はこれだけであり、このことを里親に話すと、里親は首を振り、

 

子どもにはよくした、これまでのこの子どもの人生で一度もなかったほどよくした

 

と答えました。

 

しかし、この里親の言葉は、その状況を表すのに決定的な意味合いを持つものではありません。

 

親たちが次のように言うのをよく耳にします。

 

子どもにはできることは何でもした。やさしくもしたし、厳しくもした。しかし、何も役に立たなかった」、と。

 

やさしいということは、それだけでは決して十分なことではありません。

 

やさしければ好意的に反応する子どもたちがいます。

 

しかし、そうすることで、子どもたちを変えた、と思ってはいけないのです。

 

子どもたちは、やさしくされることによって、しばらくの間は、好ましい状況にいると考えていますが、根本的には何も変わってはいないのです。

 

やさしくするのをやめれば、すぐに元の状態に戻ってしまうのです。

 

この続きは、次回に書きます。

 

【参考文献】

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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