ホルモン・オブ・LOVE | 愛蘭土時事雑筆; アイルランド雑記

愛蘭土時事雑筆; アイルランド雑記

アイルランドはすでに馴染みのある国。
エメラルド・グリーンの国。妖精やレプラカーン、ダンスと音楽、詩と文学。
ここでは、上記のロマン的な面も踏まえつつ、日常生活から見聞した出来事、問題などを取り上げて、赤裸々なアイルランドを紹介していこうと思います。

ホルモン・オブ・ラブ;愛情ホルモンことオキシトシンは、1906年イギリスの脳科学者ヘンリー・デールによって発見されました。



出産時に視床下部からオキシトシンが分泌され、子宮収縮が促され陣痛・分娩が始まり、出産後は赤ちゃんがお母さんの乳を吸うことが刺激となって、オキシトシンが分泌され母乳の分泌が促進されることから、当初は「お母さんのホルモン」と認識されていたようです。



以来ラット実験などを通して、以下の効能が発見されました。

抗ストレス作用;ストレスに晒された時、脳内では視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出因子(CRF)が放出され、ストレスホルモンのコルチゾールを分泌します。そして、アドレナリンも分泌されストレスに対応する状態になりますが、ストレスが重なり長引けば、交感神経(緊張)を刺激し続け緊張状態から抜け切れず、血圧が高くなったり胃腸障害を誘発したりと、ストレスによる障害や体調不良が生じます。

そこでオキシトシンの抗ストレス作用として、同じ視床下部からオキシトシンが分泌されることによって、このストレスの大本であるCRFの分泌が減るのです

これによってコルチゾールが減り、コルチゾール起因の血圧・血糖値が下がり、胃腸障害やストレス性便秘の改善などに繋がるわけです。

自律神経調節作用;上に関連して・・・

 

前回の続きです。

オキシトシンの効能と増加方法を紹介しています。

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