田舎の父の話です
近くに住んでいる義父母は
頻繁に息子に連絡をして
なにかと息子を頼りにする人達
一方、田舎の父は真逆の性格
なんでも自分ひとりで決めたがり
口を出されるのが嫌みたい
定期的に電話で話すものの
父は秘密主義
以前帰省したら
車を買い替えていて
全く知らされていなかったから
迎えに来てもらっても
気づかなかった事件もあったわ
父への電話、いつもは
休みの日にするのですが
その日は仕事の昼休み
急に電話をしようと思った
特に用もないから
雑談したのだけど、ふと
父の携帯電話のことが気になり
（まだスマホにしていない）
聞いてみた
私「そういえば
携帯壊れたりしてない？」
父「まだ壊れないよ…」
私「スマホにしなくていいの？」
・ ・ ・ 。
怪しい沈黙
父「…スマホ、今日届くんだ
ちょうどこれから
設定とかやってくれる人が来る」
！？
聞けば、通販番組を見て
思い立って、申し込んだらしい
私「頻繁に電話しているのに
どうして事前に話してくれないの？」
父「…？」
逆に、なんでそんなこと
話さなきゃいけないの？
言ったら何かと心配して
口出すでしょう？って感じで
話にならない
初めてのスマホだというのに
一言の相談も、報告もなしに
いきなり変更してしまって
万が一、操作ができなくて
連絡が途絶えたりしたら
こっちは訳も分からず
パニックになるよ…
想像力のない人間は
これだから困る…
こんな時は
お母さんに愚痴りたくなる
ねえお母さん、
お母さんなら私の気持ち、
わかってくれるよね！？
なんとまぁ、
神がかりなタイミング
スマホへ乗り換え３０分前に
ちょうど電話したのだった
自分でもびっくり
すごいというか、怖いくらい鋭い
娘の勘 なのでした
【過去記事】
秘密主義な父の話
父の日は何贈ろう