大学院生が学問に身を寄せながら恋と結婚を論じるブログ。じつは大学には結婚相談所があった。就職するにも結婚するにもどこか特別なカテゴライズになってしまう大学院生。私にだって結婚願望はあるし、むしろ同期の女子友がドンドン結婚していく中で孤独と焦りにコテンパンにされている毎日。そんな私が、大学の結婚相談所で垣間見た恋愛事情を書き下ろそうと思います
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非モテ男子と高スペ美女子にビックリ! 大学の結婚相談所

いよいよ、大学の結婚相談所を初めて体験することになった。

一人では心細いので、女子友同伴でいざ出陣!

入会登録に着ていく服を迷うこと自体、ちょっとプレッシャーを感じすぎじゃない? なんて気がするが、とにかく、当日の服装には四苦八苦するしてしまったのだ。散々、悩んだあげくにコーディネートカラーはピンクに決定。
そうそう、恋愛モードのときは何をおいてもピンク!なのである。一応、人生をつかむ婚活! なのだから気合を入れておかないとね。で、足元はチョイスした挙句、普通のパンプスにした。

ともあれ……この日は婚活相手がどうのこうのって意味をなす日ではないけれど、もし、結婚相談所で出くわした男性と運命の出会いなんてものに発展すれば? なーんて無意識に妄想するあたり……私は、このたびの婚活初体験に相当力が入っていることを実感した。だって、どこに出会いが転がっているか分からないし。

さて、大学の結婚相談所は同窓会館に有り。

普段、大学院生としてはこの手の場所に足を踏み入れないからドキドキ気分一杯である。ソロリとドアを開け、会場を探す。すると……あった、あった。中で人のざわめきが聞こえる。

恐る恐るドアを開けてみる。おー! いっぱい人がいるじゃないか。イケメン男性はどこだ! なんて浮き足立っている私。だけど、一瞬でそこにいる人々の年齢層を察知した。はて? やけに年齢が高くないかい? 自分の親より年上っぽい中高年女性がひしめき合っている。(若干、おじ様もいる)

どういうこと??

わかった。目の前に繰り広げられる中高年の男女の属性がわかった。彼らは婚活している人ではないのだ。ここで婚活を始めようとする子どもの親御さんたちだったのだ。そしてなんと、親御さんが子どもの代わりに婚活相手、いや、彼らの年代に適切な言い回しであれば「お見合い相手」を探しに来ているらしい。ビックリだ!

おっ! でも、本人らしき女性もいる。30代半ばだろうか? しかし、とっても綺麗な女性だ。正直、負けたと思うぐらい。聡明な知的美女とお見受けするこの女性、高スペ美女子が婚活なんてする必要があるんだろうか。

さらに、辺りを見渡すと、もう一人、お母様に連れられた当事者らしき女性。この人はおそらく私よりも若いだろう。20代前半だと思われる。が、これまた高スペック美女子だ! カワイイし若い。本当に恋人がいないのかと疑いたくなる。婚活なんて、全然モテなくて、出会いもなくて、婚活サイトの広告イメージに掲載されるようなイケメンと美女子なんて、婚活の現場には絶対に存在しないと思いきや……私の固定観念は間違っていた。


なんとか場の雰囲気に慣れた頃…スタッフの方に声をかけていただいた。
「必要な書類は持ってきましたか?」
「いえ、初めてなもので。とりあえず、どんな感じか知りたくて来てみました」
「まぁ。そう。どうしましょうね。とりあえず、入会申込書に書いてもらって、入金していただければ、今日から婚活してもらってもかまわないんですが。残金は後日でも…」
「そうなんですね、正式に会員登録しないとメンバーの男性をチラ見するようなことはできないんですか?」
「ハイ、そうなんです。入会しないと男性の面々はご披露できないんですよ」

ガーーーン
そうかそうか……まっ、個人情報とかバッチリ書いてあるわけだから、簡単には見せてくれないよね。それは理解できる。ウーン 今すぐ入会すべきか迷う。だけど、現金2万円なんて持ってないぞ! ボンビーな女子大学院生だからさ!

しばし、一緒にいた女子友と顔を見合わせて相談。
「ちょっと考えさせてください。入会するならまた戻ってきます」
そう言うと、入会用紙だけもらって帰ることにした。ちなみに、この結婚相談所に入会するには身上書を数通とスナップ写真も数枚必要とのこと。
付随して、スタッフの方から説明があった。
「出来るだけ、全身が写っている、自然な感じのスナップ写真を」だって。
でも、チラチラと周りの人が見ているファイルを覗くと、そこに写っている写真、みんなどこで撮ったの? て言う感じだ。

お見合い写真の背景が、明らかに自宅ではない庭園だったりするし、光の加減も、絶対プロが撮ったものだ。「スナップ写真」なんていうのはウソだ!間違っても、履歴書用の3×4の写真ではない (´∀`)

ところで、女性会員のファイルを持っている人が多いってことは、男性の母親が多いのかな? ファイルじゃなくても、ここに来たときに「うちの息子と」なんてあるのかもしれない。と、そこに、母親に連れられた男性当事者入場!

一瞬、私はフリーズした……

典型的な非モテ男子が登場したからだ。


160cmそこそこの身長で、チェックのシャツにデニムのパンツスタイル。ベルトは太めのアクセント強のデザイン。中身の人間は、こういう雰囲気に落ち着かないのか、オドオドしている。ハー……と思っているところに、もう一人。こちらもお母様に連れられて。やっぱり、160cm弱の身長に、チェックのシャツにベージュのチノパン。シャツはパンツの中にinしてる。ヒャー、いかにもだ。

私の周辺にもこういうタイプの男子は少なくない。大学の研究に没頭して、女の子と付き合ったことありません、てタイプだ。学歴だけは非常に高いんだけど。何の面白みもない。あまりにも典型的過ぎて笑ってしまった。

しかも、お母様であろう方も、とっても小柄だ。だけど、エネルギッシュにシャカシャカと歩いてゆく。その後ろを所在無さげに付いていく、高IQでありながら恋愛ニートっぽい男の婚活偏差値は相当、低いだろう。

婚活市場について、あるいは、この大学の結婚相談所について、ふたつ、体感したことがある。
ひとつ、誰が見ても結婚に苦労しないような美女子でも婚活するということ。
ふたつ、婚活する男子に広告イメージで使われるようなイケメン男子はほぼほぼいないであろうということ。

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