猫の喪中夢で逢えたら

2017年02月22日

1年が過ぎて

意味がないとはわかっていながらもついつい繰り返してこの1年を過ごしてきました。
去年の今頃はこうだったなぁ。と思い返してしまうこと。








春頃はまだよかったんです。
やせてきてはいたものののんびり日向ぼっこをしている姿を見ては
シニアネコさんの優雅にゆっくりと動く様子に
まだお別れの日が近付いていることをそこまで深く意識せずに
見守っている気になっていた自分がなんてお気楽だったんだろう、
なんて苦笑したりして。

夏真っ盛りの頃には食欲がない日々に感じた不安を昨日のことのように感じ、
覚悟しておかなければと自分に言い聞かせながら迎えた秋には
すっかり動くのもつらそうになってきたヨーちゃんのことを
思い返しては胸がしめつけられるようでした。

ずっと繰り返していたこの去年の今頃は・・・もお別れの日を迎えました。
去年の年明けから命日までの日々はヨーちゃんと暮らしていた18年の間でも
もっとも長く彼のそばにいた期間でもありました。

目に浮かんでくるヨーちゃんもどうしても元気とはいえない姿ばかりで
ここのところはなんだか気持ちがどよーんとしていました。
im13

早いものでもう1年

1周忌を迎えた昨日はやっぱり容態が急変してゆっくり死に向かっていく
ヨーちゃんのことを思い出さずにはいられなかったけれど
それでもなるべく楽しく暮らした日々の記憶を頭に浮かべながら
笑顔で1日を過ごそうと心に決めてこっそりやってみたんです。
ネコのいた暮らしの再現。

朝おきてお水とごはんを用意して(お供えして)
日向ぼっこ中にブラッシングして(お骨とブラシを窓際に移動して)
トイレ掃除して(代わりに飼い主のトイレ掃除して)
持てる限りの想像力を駆使してはみましたが
途中で何やってるんだろう、、、と我に返ったことは否定しません。

ヨーちゃんに猫缶を買って帰宅した主人に
一見ばかばかしいとも思えるこの再現がけっこう楽しかったと報告して
お花やヨーちゃんの好物をたくさんお供えして
二人で献杯して泣き笑いながらささやかにヨーちゃんを慰めました。

去年の今日2月22日は目を真っ赤に腫らして
こんな日向ぼっこ日和の猫の日に骨だけになるなんて何かの冗談にちがいないって
1日中家にこもってヨーちゃんのお骨を抱きしめていました。

あれから1年。
愛する飼い主さんの元を旅立ったネコさんたちが安らかに眠れていますように
すべてのネコさんが幸せに暮らせますように
猫の日に限らず毎日願っていますが改めて。

もう去年の今頃はって思い出してもヨーちゃんの姿がないのはなんだか寂しいけれど
1年前に下を向いて涙を流すことしかできなかった自分が
少しはマシになったなぁと思えた今年の猫の日なのでした。






この記事へのコメント

1. Posted by おんしつうさぎ   2017年05月11日 13:31
子供のようでもあり、自分の半身でもあった愛しい小さな生き物たち。
失った悲しみって大きすぎてなかなか立ち直れないと思うけど、それでも時間が解決してくれる部分もある。どれだけ時間が経っても忘れられないものもある。
私もまだ、ペットロスのトンネルを抜け切れたとは言えないなあ。
2. Posted by ねこぺろ   2017年05月23日 14:35
おんしつうさぎさん
時間が過ぎてくれたことで私もようやく悲しむ以外のこともできるようにはなってはきました。忘れられないことたくさんありすぎますよね。
幸せに暮らした日々の記憶はときどき思い返して忘れないようにしたいのに、でも思い出したら泣いちゃうし、ペットロスとはまだまだ長い付き合いになりそうです。。。


> 子供のようでもあり、自分の半身でもあった愛しい小さな生き物たち。
> 失った悲しみって大きすぎてなかなか立ち直れないと思うけど、それでも時間が解決してくれる部分もある。どれだけ時間が経っても忘れられないものもある。
> 私もまだ、ペットロスのトンネルを抜け切れたとは言えないなあ。
>
3. Posted by 愛   2019年06月27日 17:43
ペットロスで検索してたらこちらにたどり着きました、
私は2019年6月7日に最愛のにゃんこを亡くしました、21歳でした大往生ですが
後悔は残ってしまうものですね
亡くなる前日も動物病院に電話様子を話
相談腎不全だったので少しでも楽になればと点滴の有無をきいてましたが担当医がいないからわからないとか、
亡くなってから
感謝の電話をしようと獣医に電話
したらせきを切ったように
やることはやったんだ‼️と怒鳴られたり
もっとなにかできたのでは?と…
ベタベタされるのも嫌がれるのでは?と
同じ部屋にいても少し離れていつもと変わらぬ生活を心がけようとしてた私
もっと側にいれば良かったと後悔
薬や点滴いつまで続くのかな?
と思ってた矢先でした

私がそんなことを思わなければと
それらが終わる日はこの子が亡くなる日だったのに…
安らかに亡くならなかっただけに
ごめんねと言う気持ち
家族にはありがとうでしょと怒られてしまいました。
私が小学生のころから側にいてくれ
私も30歳長い長い時間側にいてくれたので
ただいまペットロス真っ最中
フライングペットロスも経験しました

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