3年前、新型コロナが流出した中国から、
今月の10日に発せられた
感染症の情報が気になっていました。
「大紀元の報道によると、
北京のこども病院では最近、
受診する子供が非常に多く、
ほとんどが小・中学生で、
数百人が一斉に点滴を受けることがよくあり、
一部の学校ではクラスごとに
10人以上の生徒が発熱していたという」
「ある天津のネットユーザーは、
「天津の子供たちは皆、咳をしている。
こども病院は非常に混雑している」と暴露した」
「ある上海のネットユーザーは、
「子供が3週間も咳をしており、
こども病院に連れて行ったが、
到着した瞬間、逃げ出したいと思った。
泣いている子供、嘔吐している子供、
咳をしている子供、発熱している子供ばかりで、
呼吸器科、点滴を受ける場所は
人でいっぱいだ」と暴露した」
その後の10月13日の看中国
(ビジョンタイムズ・ジャパン)によると、
「当局は今回の全国的な肺炎は
マイコプラズマが原因とされていますが、
民間ではマイコプラズマではなく、
新型コロナウイルスであると疑問視しています。
中国共産党当局は今年初め、
中国共産党の指導の下で中国人が
新型コロナウイルスを克服したと
大々的に宣伝しました。
自己矛盾を避けるために、
仕方なく言い方を変えた
という見方があります」との情報もあります。
それに「一部のネットユーザーは、
マイコプラズマ肺炎とは
実は新型コロナウイルスの後遺症であり、
新型コロナウイルスが免疫系に攻撃を仕掛け、
免疫力が低下した結果である
と分析しました」との情報もあるようです。
今の中国の子どもたちのあいだで、
マイコプラズマ肺炎か新型コロナか、
感染拡大の非常事態が
発生しているようです。
もちろんWHOも海外の通信社も、
この事態を放ってはおけないので、
しばらく発信を待っていましたが、
昨日、世界最古の報道機関である
「フランス通信社」
(Agence France-Presse、AFP)から、
中国の感染拡大についての情報が届きました。
「中国南部広東省の大手病院小児科の医師は
「今年はマイコプラズマを
感染した子が明らかに増加している。
治療にきた子はみな、咳がひどい。
さらに今年は治療が難しく、
重症の子もいる」と話しました」
やはり深刻な事態を伝えています。
今後のWHOの見解が注目されます。
「オリンピック病と言われる「マイコプラズマ肺炎」
10代20代に多く頑固なせきが続く場合は要注意
風邪との違いや治療・予防法を専門医が解説」
マイコプラズマ肺炎も新型コロナも、
「飛沫感染」と「接触感染」なので、
予防はマスク着用や手洗いなどです。
すでにインフルエンザも流行して、
せき止めを始めとする
多くの医薬品も不足しているようなので、
しっかりと予防対策をして、
ウイルスが活発になる冬を乗り切りたいですね。
「新型コロナやインフル流行
「せき止め」「痰切り薬」など不足
武見厚労大臣が緊急対応策発表
経済対策の中で増産するメーカーに支援検討」
ー10月25日追記ー
この記事を掲載したときから、
「フランス通信社」
(Agence France-Presse、AFP)
の記事のなかの「さらに今年は治療が難しく、
重症の子もいる」が気になっていました。
その後の中国からの情報で、
全容が明らかになってきました。
「マイコプラズマ肺炎(MPP)の
感染拡大が報告されるなか、
抗菌薬「アジスロマイシン」の
品薄が全国的に不安視されている 」
「小児のマイコプラズマ肺炎の
感染率が大きく上昇し、
肺炎の治療薬「アジスロマイシン」
への注目も高まっている。
マイコプラズマ肺炎は
主に子どもがかかりやすいことで
知られるが、家族が一度に感染して
治療を受けるケースも少なくないため、
治療薬の買い占めまで起きている」
「医師によれば、
医薬品が効かない
薬剤耐性を持つマイコプラズマの
まん延も深刻化している ……」
このコアラ小児科チャンネルの
動画がわかりやすいですが、
「実は2010年ぐらいまでは、
マイコプラズマに対してマクロライド系の
抗生剤が効かなくなり、
大きな問題に」なったそうです。
「原因としてはアジスロマイシン
商品名〝ジスロマック〟という
抗生剤が使われ過ぎてしまった」
ことが考えられるそうです。
その後の日本では
「抗生剤の適正利用が
心掛けられた」のですが、
マイコプラズマ肺炎の感染爆発で、
治療薬の買い占めまで起きている
今の中国では治療薬が
乱用されていてもおかしくありません。
それが「医薬品が効かない薬剤耐性を持つ
マイコプラズマのまん延」
につながったのでしょうか?
医薬品が効かないので、
新型コロナと疑われたこともありそうです。
この薬剤耐性を持つ?
マイコプラズマ肺炎も、
日本でも流行する可能性があります。
これから今年の冬は、
マスク着用や手洗いや基本的な予防を
しっかりすることをおすすめします。
ー11月2日追記ー
マイコプラズマ肺炎は
韓国でも感染拡大しているそうです。
日本でも拡大の
危険が高まっています。
インフルエンザも日本で流行しているので、
予防をしてこの冬を乗り切ってください。
「インフルエンザやアデノウイルスのような
呼吸器ウイルスで傷付いた呼吸器粘膜に
マイコプラズマが入り込み、
肺炎を誘発する危険が高くなる。
今年、子どもや若者を中心に広がる確率はかなり高い」
ー11月7日追記ー
実際、最初の看中国
(ビジョンタイムズ・ジャパン)の動画は、
大袈裟すぎるのではないか?という
疑問がありましたが、
詳細な中国の状況が報じられました。
「河南中医薬大学第一付属病院小児科の医師は
「小児科が飽和状態に近い。
1週間の患者数は2万人近くで、
1日平均3000人近くに上っている」と説明。
呼吸器疾患が全体の60%前後を占め、
すでにインフルエンザとマイコプラズマ肺炎の
同時感染も起きているという」
インフルエンザが大流行している
日本でも感染拡大しないように
願うばかりです。
ー11月9日追記ー
最初の情報から約1ヶ月が経ちましたが、
やっと日本のテレビで
マイコプラズマ肺炎が報じられました。
関西テレビです。
中国での感染拡大は9月なので、
すでに日本に入ってきている
可能性があるのでかなり遅くて、
中国の小児科のひどい状況も
何も知らせてないのですが……。
10月に「薬剤耐性を持つマイコプラズマの
まん延も深刻化」しているらしい。
新型コロナやインフルエンザ他との
「トリプルデミック」以上の可能性?
新型コロナやインフルエンザ他の
「同時感染」もあるようなので、
それが子どもの入院に拍車をかけている?
新型コロナやインフルエンザや
アデノウイルス他のどれかに感染後、
肺にダメージを負ったあとに、
マイコプラズマ肺炎に感染して、
症状が悪化する子どももいるらしい。
マイコプラズマ肺炎が、
韓国でも感染拡大している。
日本でも感染拡大の危険がある。
ー11月13日追記ー
#中共国 北京,支原体肺炎…… pic.twitter.com/cNKHgpUvWl
— Hima7 (@LYU97427736) November 8, 2023
「支原体肺炎」とは
「マイコプラズマ肺炎」のことです。
北京の病院の様子らしいです。
ー11月14日追記ー
「中国襲った「その肺炎」で
韓国の9歳男児死亡…流行の兆しに募る危機感」
2023年11月14日
中国の上海に住んでいらっしゃる
日本人のX(旧ツイッター)からも、
感染拡大の状況が伝えられています。
ついに私も陥落。昨日から発熱と咳が止まらず、現在病院に来ております。長男と娘はいまだに咳が止まらず、午後2人を連れて児童医院に行ってきます。今回のこの細菌はかなり厄介ですね。どうも抗生物質に対する耐性があるのかなかなか効きません。上海在住の皆様くれぐれもご注意ください。
— Katayama_Kenichi(Kenny)|中国 X 異文化 (@kenny_sh) November 12, 2023
中国でマイコプラズマ大流行。
— 上海在住日本人医師 (@shutarogunji) November 2, 2023
先週くらいから咳をしている中国人が激増してる印象。微熱、高熱関わらず咳が酷く、夜も眠れない。空気感染で感染力も強い。
子供で鼻水が多い場合は中耳炎になったりも。なかなか咳が治らない場合や疑わしい場合はすぐに受診して下さい。#マイコプラズマ pic.twitter.com/x96HlUA9nK
やはり薬剤耐性を持つマイコプラズマ肺炎が、
上海にも到達して拡大しているようです。
医師の「空気感染」というのは
「エアロゾル感染」に近いけど、
あまりにも感染力が強いからでしょうか?
「新型コロナ」も「インフルエンザ」も
他の呼吸器感染症でも、
「マスク着用」と
「換気」が、
どちらも予防に重要になります。
ー11月23日追記ー
世界保健機関(WHO)が、やっと反応したようです。
「中国で子どもの呼吸器疾患が増加、
WHOが情報提供求める」
2023年11月23日
感染症は迅速な対応が求められているのに、
情報の発信から
もう1ヶ月以上も経過しています。
中国武漢市で新型コロナウイルスが
感染拡大したときも対応が遅すぎましたが、
それ以上にあまりにも
ひどい仕事ぶりですね。
新型コロナウイルス(新型肺炎)
2020年01月28日