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どうもお久しぶりです。ホークアイ野間デス!
台風が予想以上にタイフゥウウンしていますが皆さま如何お過ごしでしょうか?(*'▽')
前回、前々回とシャンプーについて簡単に書いていきましたが思いのほか反響が良く次書くのこわいなーーーと思いながらあっというまに三カ月( ;∀;)
ひとつ決めました。野間。
長文は書くのに時間がかかるのと何かすごく決心がいるのでめっちゃ薄い内容をちょっとずつ小出しで気分が乗ったときに書く事を!!!(; ・`д・´)
そもそもブログの目的がトリマーさんや一般の飼い主さんが「自分で」シャンプーを選べるようになればいいなぁと思い書くことにしたのですよ。難しいこと一気に書いたってしょうがないないないわーーー(*'▽')
というわけで僕自身は「このシャンプーオススメですよ」とかいうのは書きませんし聞かれたって答えは出しませんぞいっ♪
「ご自身でお考えになってくださいませ。そのためのお手伝いはさせて頂きます。」
個々のシャンプーの評価なんかはアメンバー限定記事にてあげていこうかなとも思ったりはするんですけどね(必ずやるとは言っていない)
「君の名は。」観ましたか?観てないですか?僕は二回観ましたよ!
「新海誠ワールド」
最高でしたね。うん。もうね。うん。。。。うん。。。。( ;∀;)ぶあっ
さてさて、今回は「界面活性剤」とは???
基本的な事を押さえていきましょーーー!!!できるだけ個人の意見は押し殺して客観的に書きますのでお付き合いいただけたらと思います(*'▽')
まずはーーーー!!!
アニオン性(陰イオン)の界面活性剤について♪
っていうかこれぐらいみなさんもう知ってますよね?いろんなとこちょっと調べれば書いてるもんね?ね?代表的なものは「高級アルコール系」「石鹸」「アミノ酸系」等にわかれます。
僕が記事にする意味としては「犬に対してどうなのか」という視点を盛り込める所かとは思ってますのでそのへんも押さえていきましょううう(*'▽')
まず、一番超有名であり一番シャンプーに配合されやすく一番いろいろな標的にされやすい。。。俗に言うサルフェートや石油系界面活性剤と呼ばれるものからいきましょうか('Д')
高級アルコール系
高級アルコールは炭素原子数6以上の一価アルコールの総称で、 有機化学における高級とは上等の意味ではなく、分子中の炭素(C)の数が多いということデス!
通常炭素数8~22以上のものを指し、炭素数が多いほど親水性が弱まります。 主に天然の脂肪や油脂を加水分解して作られます♪
・ラウリル硫酸ナトリウム
・ラウレス硫酸ナトリウム
・ラウレス硫酸アンモニウム
・スルホン酸ナトリウム
・ラウレス硫酸マグネシウム
などなどもっといっぱいありますがペット業界だとこのあたりでしょうか。
・・・・・・はい(笑)
そうですよね、うん。そうなると思うよ~~~((( ⊂⌒~⊃。Д。)⊃僕も昔そうでしたし。
例えば「ラウリル硫酸ナトリウム」という界面活性剤を例にしますね!
こいつがどうやって作られるかというと。。。。
ラウリルアルコール ➡ へんしーーん(*'▽') ➡ ラウリル硫酸ナトリウム
(本来はもっと工程がありますが省略しています)
と、このような過程で製造されるのですが、ラウリル硫酸ナトリウムを製造する原料段階の「ラウリルアルコール」の部分が一般的に「高級アルコール」と呼ばれる一価アルコールで流通量も多いし多様な使い道があるので安価で入手できます。
・・・・・・・・・もっと簡単に言うと。
高級アルコールと呼ばれるめっちゃ安い原料を使って作ったのが「高級アルコール系界面活性剤」だよv(。・ω・。)ィェィ♪
という事ですOo。。( ̄¬ ̄*)
よし、高級アルコールの意味がわかったところでそいつの性能を見ていきましょう!
アニオン性の中でも特にイオン化度合いが大きく、分子量も小さいデス!
(また次にシャンプーの強さについては触れようと思います)
僕のセミナー受けた人ならなんとなくわかるとは思うのですが・・・・・
シャンプーの洗浄力の強さは
Ph と 分子量 と イオン化の度合い で決まります。
(このへんもまた次に詳しく掘り下げますので今は「ふぅ~~ん」くらいでどうぞ)
あとは 洗う人 と 水温 と 洗い方 でも変わります。
(これは結構重要かもしれないけど文章で伝えられる気がしないのでワークショップででも)
んでんで、今回は高級アルコール系「界面活性剤」のお話しなのでPhは無視します!(シャンプーそれぞれの処方でかわりますし)
分子量は高級アルコール系の中でも多少異なりますが総じて分子量が小さいものが多いしイオン化傾向も強いものが多いです(*'▽')♪
主に落としたい汚れはプラスに帯電した物質(皮脂、ホコリ、フケ)なのでアニオン(陰イオン)のマイナスのイオン化傾向が強いものほど汚れ落ちは良くなります─=≡Σ((( つ•̀ω•́)つ
イメージとしては「プラスの汚れをマイナスが吸着して水で流す」
という感じでしょうか。しっかり汚れが落とせるぶん、仕上がりとしてもふんわりさせやすかったり、しっとりさせるのにもコントロールしやすかったりします♪
使用感としても泡立ちがよくサッパリ感があるので好まれる傾向にありますねϵ( 'Θ' )϶
ここまで一回まとめます。
高級アルコール系と呼ばれる界面活性剤は・・・・
安い!泡立ちが良い!よく汚れ落ちる!何かサッパリな使用感がイイ!
ここまでOK?
よし、ここまでは一応客観的に見てメリットかと思う部分を書いてみました。ここからはデメリットをせめてみましょう┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐┌(┌^o^)┐
よく言われるのが「たんぱくの変性」を引き起こすという事。
よくネットを中心に「卵の白身」にシャンプーを入れて白く濁ったという実験。へい、やってみました。(約一年前の写真!笑)
「たんぱく質が変性している!ウオオオアア!危険!キケン!きけん!!!」
・・・こ・・・・・これはっ!!!!!!!
あれ、たんぱくの変性じゃなくてただの「乳化」実験デス。ふふふ。笑
マルチやねずみ講みたいなビジネスでもそんな事言って危険を煽って売る所もありますね。
あれはあれで乳化作用(皮脂を落とす力)を見るのには良い実験だと思います♪
あの実験はデタラメですが高級アルコール系の界面活性剤はたんぱくの変性作用はあります。あるんです。そう。アルンデスヨネー。ではたんぱくの変性を家で見ようと思ったらどうしたらいいのか?
乳化実験をしたあとそのまま数時間放置してみてください。きっと面白いものが見れると思います(σ・∀・)σ卵白カタマルカモネ
このシャンプーは高級アルコール系のシャンプーですが初めは乳化して真っ白になります。数時間後、乳化しきったものがだんだんと元の卵白に戻ります。この時に仮にたんぱくの変性がなければ透明に。あれば白く固形物に。にごったままでも固まっていない状態ならば乳化の持続作用がある事に。色々試してみると楽しいかと思います。
ただしー!卵白と、皮膚、被毛のたんぱくの成分が異なるのでこのまま当てはめるのもどうかと思いますしシャンプーをつけて数時間放置とかもないので一概に危険とは言い切れません。
ですが、高級アルコール系の界面活性剤は確実に「たんぱくを変性させる性質を持っています」皮膚、被毛どちらにも少なからずダメージがあるもの。というのは間違いないですし、分子量から皮膚残留性が高い事は推察されますのですすぎ残しをしやすい。特に犬は絶対に顔回りも洗うので目に入った際の刺激性、たんぱく変性作用により角膜を傷つけてしまう。口に入ると・・・・という点は考慮したい所です。
高洗浄力、高脱脂力があるため皮膚常在菌や皮膚の保湿成分まで流し去ってしまうという点では乾燥を招きやすいという点もあります。
皮膚が乾燥➡皮脂出さなきゃ➡脂漏症
みたいな悪循環がおきてしまう事もあるかもしれませんねヾ(;ω;)
もうひとつは「石油が原料だからヤバい」
昔はこの高級アルコール系界面活性剤の原料は「廃油」でした。これは間違いありません。
ただ現在流通しているほとんどの高級アルコール系界面活性剤の原料はなんと
「ヤシの木から取れる油」
から作っていますです。そうなんです。
前にも書きましたがペット用シャンプーのほとんどが雑貨です。
全成分を開示してない会社からたまに聞きませんか?
うちのシャンプーは「植物由来の界面活性剤を使用していますから安全です」と。そんな答えが返ってきたら言ってあげてください「ソウデスカーソレハアンゼンデスネー。」と。
僕はこの「石油系」とか「植物性」とかは基本的にシャンプーに関しては全く意味をなさない表現と捉えています。そもそも石油から作ろうが植物から作ろうが「ラウリル硫酸ナトリウム」は「ラウリル硫酸ナトリウム」なんですよ。何回も精製工程を経て作られる「分子」の集合体なのです。
石油から作ろうがヤシ油から作ろうが同じ。ですヽ(*・ω・)人(・ω・*)ノ
そもそもなぜ石油から精製されていたものがヤシ油に変わったのか?という所なのですが理由は簡単です。
・・・・・・そのほうが製造コストがかからないから。
はい、世の中そういうふうにできてますϵ( 'Θ' )϶
あとよくあるのが「発ガン性がある」とのことですがこれは何の科学的な結果も出ておりません今の所。高級アルコール系の界面活性剤での「発ガン性」に関しては否定させていただきたいと思います。
ではこのあたりでまとめに入ろうと思います。
メリット
・泡立ちが良い
・汚れ落ちが良い
・安い
・仕上がりをコントロールしやすい
デメリット
・皮膚にダメージがある
・被毛にもダメージがある
・たんぱくの変性作用がある
・すすぎ残しをしやすい
・粘膜や傷口に入った際にダメージが大きい(犬に使うのはどうなのか?)
・健康な皮膚・被毛の子の状態をわざわざ悪化させる要因になる
・毎日これを使うトリマーさんの手はボロボロに。。。
安価なぶん、低価格帯のサロンさんには圧倒的味方になってくれること間違いナシですし、シャンプーの技術のない人でも簡単に汚れは落とせると思います(o´・∀・`o)ニコッ♪
あとはすすぎ残しが比較的多くなってしまうのでまめに来る子ほど皮膚の状態が少しずつ悪くなっていってしまうという懸念があります。
高価格帯のサロンさんがメインでこれ使ってたらちょっとびびるというか僕がお客さんならきっと行きませんしそのシャンプー使ってんのにこんな取るの?と思っちゃうかもしれません(σ・∀・)σそれが経営戦略なら文句はないですけどね。それで犬のためーとか言われても・・・・・・ねぇ・・・・・・。
誰とも争う気はないです。ただ嘘ばっかついてるメーカーさんは大嫌いデス(^▽^;)
そもそも界面活性剤のダメージレベルは分子の構造さえわかればだいたいの予測はつきます。シャンプーのことをわからない人にシャンプーのことがわからい人が嘘や誇張でシャンプーを販売している現状。
シャンプーメーカーさんに言いたい。犬のこともシャンプーのことも知らないのになんでシャンプー売ってるんですか?と。
あなたの大事な家族であるわんこを、どんなシャンプーで洗いたいですか?
今回は「シャンプー」そのものではなく「界面活性剤」のみの話しをしています。
「シャンプー」の評価は「全成分」の組み合わせで変わりますので、一概にこれがあてはまるわけではありませんが、主成分である界面活性剤がシャンプーの主な仕事を担っています。
これをどう捉えるかは読んでいる皆様しだいです(*'▽')
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆それでは次回をお楽しみに゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
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