培養土の材料 | tadasi331のブログ 岡ちゃんの菊の世界

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菊を栽培しはじめて29年目を迎えます。巨大輪の菊を咲かせるために毎年試行錯誤してきました。仲間と語り合い,より長く菊作りを続けるためにも,このブログを継続し記録として残し,小さな達成感を感じながら日々を過ごせたらと思っています。

菊花展の会場にいると,

「菊栽培は,

土を作ることから始めるので,

大変でしょう?」と,

聞かれる事があります。

 

「花を咲かせるだけなら,

そんなことはないですよ。」と,

答えます。

 

菊というものは丈夫な植物ですから,

鉢の中を過湿にしなければ,

一般的な園芸用土でも育ちます。

 

しかし,

大輪の花を咲かそうとすると,

それなりの培養土が必要で,

「菊作りは土作り」だと

言われる所以であります。

 

よって培養土を自作するのですが,

落ち葉を集め腐葉土を作ったり,

赤玉土の発酵改良をしたりと,

手間がかかる作業があります。

 

それに,

腐葉土をはじめ,

色々な材料を混ぜ合わせるので,

事前に用意しておかなければなりません。

 

培養土の材料は,

植物性材料,

土材料,

水はけ材料,

強化材料がありますが,

どれも欠かすことのできない材料です。

 

昨年の12月11日に積み込み,

2月20日に

最後の切り返し(3回目)が終わった状態。

 

腐葉土

植物性材料

 

切り返しは,

踏み込まないので,

嵩が減っています。

 

色,におい特に問題ないようです。

 

菊作りには絶対欠かせない腐葉土。

 

配合割合も一番多く,

最高の材料であります。

 

赤玉土

土材料

 

3月26日に発酵改良した赤玉土。

 

赤玉土は,

リン酸の吸収率が高く,

菊がリン酸を吸収できなくなるので

発酵改良して使います。

 

散水して改良するのですが,

粒も崩れておらず,

問題ないようです。

 

クンタン

強化材料

 

水はけがよく

カリやカルシウムを補給し,

有用微生物の繁殖を助けます。

 

パーライト

水はけ材料

 

水はけがよく粒がこわれない。

 

ゼオライト

強化材料

 

水もち,肥料もちがよく,

根腐れ防止。

 

ようりん

強化材料

 

リン酸を補給し根の生長を促進。

 

かき殻

強化材料

 

カルシウム,ミネラルを補給。