Y.Y様オーダー鋸ケース完成 | Angieのレザークラフト修行日記

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レザークラフト修行の長い旅にでました・・・

こんばんは

 

ここ数日は暖かい天候ですが、明日からは20度を切る

 

天気が続きそうです。

 

気温の変動が大きいこの時期は服装に気を付けて

 

風邪をひかないようにしたいものです。

 

山形県東根市神町で革工房Avanzareを開いているangieです。

 

Y.Y様よりオーダーをいただいた鋸ケースが完成しました。

 

 

Y.Y様は近所の農家の若い男性です。

 

鋸の刃を長い物に変えたため使っていたケースからはみ出して

 

しまい、革でなんとかなりませんかというご相談を受けて

 

製作させていただきました。

 

【製作工程】

 

 

前回投稿の失敗からウエットフォーミングの上型を製作しました。

 

 

上型は5ミリ厚のMDF材を2枚貼り合わせて

 

ウエットフォーミングに使う革の厚さ分大きくカットします。

 

MDF材は100均で売っているものを使っています。

 

MDF材はカッターで切り目を入れてカットできるので

 

精度も出しやすいです。

 

カッターで切りにくい場合はアクリルボードを切る専用カッター

 

使えば切りやすいです。

 

上型には防水剤を塗っておきます。

 

 

鋸ケースのプラケース部分を下型にして上型を合わせて

 

みます。

 

プラケースの先端部分は延長のためのスチレンボードを

 

テープで貼り付けます。

 

 

革を水でよく濡らして下型の鋸ケースの上にのせ

 

上型を押しながらクランプで締め付けていきます。

 

 

クランプは均等に締め付けます。

 

 

 

数日そのまま乾燥させて革の色が元の色になったら

 

クランプを外します。

 

 

上型を外して革を取り出します。

 

 

ケースの裏側の革の先端部や上部に防水剤を塗布します。

 

表革の先端部分の水抜き穴をポンチで抜きます。

 

 

 

表革の裏側の先端部分にも防水剤を塗布します。

 

裏革には防水のため芯材(ベルポーレンt1.0)を接着し

 

縫い合わせます。

 

 

鋸ケースの裏面に裏革を接着します。

 

 

裏革を接着した鋸ケースに表革を接着します。

 

 

接着したケースを上型と下型に挟み込んでクランプで固定

 

します。

 

 

クランプを外します。

 

外周の縫い代を裁断します。

 

 

プラケースと革は接着剤で貼り付けてありますが、万が一

 

剥がれた場合でも外れないように上部は組ねじで固定します。

 

 

外周をシニュー糸(2/5)で縫い合わせます。

 

全面に防水剤を塗布します。

 

 

革の端面は水が入りやすいので接着剤で固めて

 

 

先端の水抜き穴は大きめにあけてあります。

 

雨の日の剪定でも水が抜けやすいことや鋸に付着した

 

木くずが取りやすいようにしました。

 

 

 

久しぶりのウエットフォーミングで失敗もありましたが

 

今回はうまくできたと思います。

 

ウエットフォーミングは木型を作る手間がありますが、完成した

 

時の満足感があり楽しく作業ができました。

 

昨日Y.Y様へ直接お渡しして大変喜んでいただきました。

 

また、別の次回オーダー予約もいただきました。

 

この度はオーダーをいただきありがとうございました。

 

 

工房の窓際に展示棚を設置しました。

 

ホームセンターで棚板と支柱を購入しねじ止めした簡単な

 

ものですが、いっぱいになっていた展示ボードに余裕が

 

できました。

 

 

今日はこの辺で

 

instagramはじめました。

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オーダーは直接お会いできる方に限らせていただいております。

 

お問い合わせ   営業: PM13:00~PM19:00 (要予約)

          定休日:水、土、祝日

          住所:山形県東根市神町南

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作家兼代表:武田 進

 

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