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【文学賞】2023年本屋大賞(第20回)ノミネート作品10冊が決定しました!大賞発表は4月12日です

 芥川賞・直木賞発表の翌日が本屋大賞ノミネート、という日程が定着しつつありますが、ブログ書く方はちょっと大変。いろいろ面倒なんです。うむ。では早速10冊を!表紙をクリックするとアマゾンにとべます。

◯寺地はるな 「川のほとりに立つ者は」

◯小川哲「君のクイズ」

◯町田そのこ「宙ごはん」

◯青山美智子「月の立つ林で」

◯凪良ゆう「汝、星のごとく」

夕木春央「方舟」

◯結城真一郎「#真相をお話しします」

◯呉勝浩 「爆弾」

◯一穂ミチ「光のとこにいてね」

◯安壇美緒「ブカは静かに弓を持つ」

 

   まず昨日発表された芥川賞・直木賞関連では直木賞ノミネートの凪良ゆうさん「汝、星のごとく」と一穂ミチさん「光のとこにいてね」が選ばれています。ただ、直木賞の講評で宮部みゆきさんが両作品は「カラーが似ていた」「どちらも単独で読んだら違った読み方がされたのではないか。今回は不運だった」とコメントされているのですが、さて、こちらではどうなるか、気になります。直木賞受賞の小川哲さんは「地図と拳」ではなく最新作「君のクイズ」でのノミネート。これもかなり話題になってるので、W受賞の可能性もありそう。呉勝浩さんの 「爆弾」は今回ではなく前回の直木賞ノミネート作品です。

 

 この「爆弾」をはじめ、今回のノミネートは夕木春央さんの「方舟」 、結城真一郎さんの「#真相をお話しします」がミステリー。ミステリー要素の強い寺地はるなさん 「川のほとりに立つ者は」「君のクイズ」も含めるとノミネートの半分がミステリー的な話。本屋大賞はミステリー作品のノミネート、かなり多い気がします。「爆弾」「方舟」はどちらもミステリー各賞で受賞している話題作です。

 

 本屋大賞常連ともいえる町田その子さんは「宙ごはん」、青山美智子さんは「月の立つ林で」でノミネート。町田さんは前々回「52ヘルツのクジラたち」で大賞、前回も「星を掬う」でノミネートされています。青山さんは2年連続の本屋大賞2位!今回の作品もかなり強力みたいです。

 

 あと触れてないのは安壇美緒さん「ラブカは静かに弓を持つ」。安壇さんはデビュー3作目。これはスパイ×音楽小説でこれもかなり話題になっている小説です。

 

 さて、どれが受賞するのか?今回は未読本ばかりで全然わかりませんが、アマゾンの解説を読むとやっぱり小川哲さんの「君のクイズ」がおもしろそう。あとはずっと推してる一穂ミチさんの作品に期待!大賞の発表は4月12日。同時に発掘部門、翻訳小説部門も発表されます。

 

◯本屋大賞のホームページはこちら!

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