佐藤正午の小説は一筋縄ではいかない。読み応えがありすぎる。最新刊「熟柿」(3/27)出ます。まずはアマゾンの紹介文を!
取り返しのつかないあの夜の過ちが、あったはずの平凡な人生を奪い去った。
激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは、轢き逃げの罪に問われ、裁判中に息子、拓を出産する。出所後息子に会いたいがあまり、園児連れ去り事件を起こした彼女は息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。自らの罪を隠して生きる彼女にやがて、過去にまつわるある秘密が明かされる。『鳩の撃退法』(山田風太郎賞受賞)『月の満ち欠け』(直木賞受賞)著者による最新長編小説。
これだけを読むとフツーの物語のようだが、いやいやいや、佐藤正午ワールドは奥深いぞ。結局読むしかないのよ、彼の小説は。読んで、ありゃりゃりゃりゃ、とひっくり返るのよ。楽しみ!!
空襲で焼け落ちた明治宮殿に代わる、戦後日本、象徴天皇にふさわしい「新宮殿」を――。
敗戦から15年、皇居「新宮殿」造営という世紀の難事業に挑む建築家・村井俊輔。彼を支える者、反目する者、立ちはだかる壁……。戦前から戦中、戦後、高度成長期の日本社会と皇室の変遷を辿り、理想の建築をめぐる息詰まる人間ドラマを描き尽くす、かつてない密度とスケールの大長篇。『火山のふもとで』前日譚ついに刊行!
これはまた「火山〜」とは随分違うテイストの話。しかし、松家仁之だからなぁ。期待度は限りなく大!!とにかく読みます。「火山〜」読んでない人はやっぱりまずあちらを。
生まれ、育ち、生きて、病み、死んでゆく――。その瞬間、たしかにそこにあった生のきらめき。北の町に根づいた一族三代と、そのかたわらで人々を照らす北海道犬の姿。助産婦の祖母の幼少時である明治期から、父母と隣家に暮らす父の独身の三姉妹、子どもたちの青春、揃って老いてゆく父母とおばたちの現在まで……。百年以上に亘る一族の姿を描いて、読後、長い時間をともに生きた感覚に満たされる待望の新作長篇!
この小説は第6回河合隼雄物語賞受賞作。松家さんの静謐な文章で北海道に住むある家族の三代の営みとそれに連なる死を描いています。これもいいよぉ〜。おすすめです。僕の書評をぜひ!
◯「光の犬」、僕の書評!!
◯これまでの「出る本、出た本」はこちら!