駐在妻になると分かったとき(配偶者の転勤が決まったとき)
駐在妻になったとき、寂しさが増していったことのひとつに
「日本の友達に悩みを理解してもらえない」
ことだったように思います。
よく、現地での「駐在妻」との付き合いに悩みませんか。
のようなことを聞かれるのですが、正直この悩みは
ほとんどありません。と言うのも、私の目指していた
ものが「現地で働く」ことだったので、駐在妻の集まり
のようなもので悩んでいる暇がなかったこともあるように
思います。もし、どっぷりその世界の人間関係
だけと付き合っていたら悩みも出てきたかもしれませんが・・・。
ただ、ニューヨークに関して言えば、母数が多いこともあり、
配偶者の上司、同僚、後輩の奥様と関わる頻度も
少ないし、嫌なら離れれば良いし、さほど影響する
人間関係ではないありがたい現実があります。
それ以上に寂しいことは、日本の友達に「駐在妻羨ましい」と
思われていたことかもしれません。
仕事を辞めた寂しさだったり、虚しさだったり、
時として配偶者の活躍に嫉妬をしてしまう感情だったり、
そういった他愛ない「愚痴」を言い合える友達が
環境変化によって減ってしまったことは否めない。
「ニューヨーク駐在なんてみんなできないし、良い経験だよ!」
最後はこう言われてしまう。慰めてくれていたのかもしれないし、
友達の優しさの言葉だったのかもしれないけれど、
あぁ自分の心の悩みを理解してもらえないのかな、
そんな閉塞感がなかったと言えば嘘になります。
駐在妻こそ、読書がオススメ。
心が落ち着く、落ち着かせるには読書以上のものはないと思っています。