※数日前に食べた分
今回は鳥見の帰りに中野駅を経由したこともあって駅の近くで前から存在は知っていたけど
タイミングが合わず行く機会のなかった店を新規開拓しましょう・・・ということで、中野駅の
南側のレンガ坂を上った先の右側にある「清湯豚骨白醤油拉麺 LABO麺」に足を運びました。
店の前でしばし考えてから店内に入り、創作麺も気にはなったものの、まずはデフォルトから
頂きましょうということで特製白醤油ラーメン(1000円)をレジカウンターで注文・精算し、
その後に壁に壁に向かって1人掛けのテーブル席に案内されてしばし待ちました。
出て来たのは豚骨と昆布出汁に白醤油をきかせたというスープにやや縮れた中細麺が入り、
豚チャーシュー、海苔、鎌倉生麩、細竹、カダイフが乗り、
丼の縁に鴨チャーシュー、海苔、ポルチーニのヴルーテソースが添えられた一杯でした。
スープはかなりあっさりした味わいで、ポルチーニのヴルーテソースを溶かし込んで
ようやく旨味が増して味としては完成といったところでしょうか。
逆に言うと、スープ単体では主張しているつもりで主張し足りてない感じです。
麺はスープの持ち上げ重視といった印象ですが、こちらも主張が弱い気がします。
チャーシューは豚も鴨もしっとり柔らかく、肉の旨味がしっかり活きています。
海苔や細竹は可もなく不可もなく、味玉も卒なく仕上がっていますが、
鎌倉生麩とカダイフはラーメンのトッピングとしては目新しいだけで、
これでなければならない必然性というものが感じられません。
全体的には作り手のこだわりとか技術の高さは感じられるものの、“こういう味を作りたい”
というより、“あの技術とこの技術を使いたい”が先行してしまっている感が否めない
一杯だと思いました。店側が謳っている蘊蓄はちゃんと具現化出来ているとは思いますが・・・。