Upsetters®︎さんのサイトに依頼されて書い
た文章の第３弾「#2 History of Jamaica
"Reggae sound system"」がアップされ
ました。

#2 History of Jamaica"Reggae sound system"

今回の文章ではジャマイカのサウンド・
システムの歴史について書いています。

正直このサウンド・システムについては
私が一番自信がなかった文章です。
私はもともとレゲエのアルバムの収集を
しているマニアで、サウンド・システムに
ついてはあまり詳しくなかったんですね。
その初期の成り立ちについてはあの有名な
レゲエ本Steve BarrowとPeter Daltonの
共著「The Rough Guide To Reggae」で
多少は知っていたものの、それがどういう
発展をして行ったかは、あまり詳しくは
無かったんですね。
ネットでも出来る限りは調べてみたのです
が、あまりその成り立ちからどう発展して
行ったのかについて詳しく書かれている
記述は見つかりませんでした。
前にコメンテーター時代の玉川さんが
「本当に欲しい情報はネットには無い」と
いう事を言っていましたが、この時には
本当にその言葉の意味を実感しました。

まあそれでも少しでも役に立てる文章を
書ければと思い、ネットや自分の記憶に
あるサウンド・システムの事をできる限り
まとめたのがこの文章でした。
その為Upsetters®︎のＴさんには「もしも
ダメだったら全部書き直しても良いから」
という事でお渡しした文章でした。

ただこの文章を書かせていただいた事は、
私自身にとっても非常に大きな意味を持つ
出来事でした。
この文章の中でWayne Smithの「Under Mi
Sleng Teng」のヒットはリリースを迷って
いたPrince Jammy（のちのKinng Jammy）
が、試しに自分のサウンド・システム
Jammysで試しに曲をかけてみたところ
大ウケしたでリリースを決めたという事を
書きましたが、レゲエという音楽が永く
愛されるようになった裏には、常に何か
新しい事が起きる「現場」としての
サウンド・システムの存在があったという
事に、あらためて気付かされました。

そこで起きる「何か」を求めて人が集ま
り、その「何か」を起こした人間だけが
スターになって行く。
そのワクワク感がレゲエという音楽を
どんどん大きくしていったのかもしれま
せん。

考えてみれば昔の若者がディスコに通った
のも、新しい音楽や未知のものに出会えた
からなんですね。
まあ、もちろんナンパもあるが…（笑）。

話を戻しますが、ジャマイカの音楽は
３，４年でトレンドが変わるとも言われる
が、そうして常に変化して行くパワーは
このサウンド・システムという常に変化を
求め続ける現場がある故かもしれないと
思いました。
こうした事に気付けたのも、今回こうした
文章を書く機会を与えてくれたUpsetters®︎
さんのお陰です。
その事にとても感謝しています。


ちなみにこの文章が第３弾だと書きました
が、ジャマイカを中心としたレゲエの歴史
をまとめた「History of Jamaica"Reggae"
music.」と、ジャマイカの国の歴史を
まとめた「History of Jamaica
"The country of Jamaica"」が、すでに
アップされています。

#1 History of Jamaica"Reggae"music.

#0 History of Jamaica "The country of Jamaica"

こちらも良かったら読んでみてください。


ちなみにこのUpsetters®︎さんでは「新しく
若いレゲエアーティストを発掘しフック
アップする新しい次世代のレーベル、
THINK TANK Tracksというレーベルを立ち
上げ」たんだそうです。
Upsetters®︎さんのサイトにはこのレーベル
について次のような事が書かれています。

THINK TANK Tracks™️　
次世代ダンスホールビート実験集団 THINK TANK Tracks™️ Tokyo Japan.
唯一無二なプロダクトアート/アーツアンドクラフト作品から開始される
ブランド Upsetters®︎ ”the Product first” Tokyo。次世代への音楽を
物理的な媒体で所持するといったアナログレコードのRe:ムーブメントを
コンセプトとして、2020年よりアナログレコード愛好家に向け、王冠を
フィチャーした45回転レコードアダプター造形作品や、Founder /
ProducerであるJET氏の原点である、Jamaican音楽文化が随所に散りばめ
られたコレクションワークを多数発信。JETの呼びかけで結成された、
レゲエをベースに唯一無二な次世代ダンスホールビートを製作する新進
気鋭のビート製作チーム。

そのTHINK TANK Tracksの第１弾として
１１月３日に青森の女性レゲエ・シンガー
Sonia (ソニア)さんの「Mirror(ミラー)」
という曲がリリースされたようです。

THINK TANK Tracks、「Mirror (feat. Sonia)」を配信開始

Soniaさんは２０２０年にＥＰ「LOOP」を
リリースした注目のシンガーなんだとか。

Sonia - LOOP（ Promotion Video ）


かなりの実力派シンガーのようなので注目
です。

Sonia Channel

このTHINK TANK Tracksを立ち上げた
Upsetters®︎のＴさんは元々は九州で
ディージェイをヤッていた事のある方の
ようですが、ちょっと前にこのレーベルを
立ち上げる事がサイトからのメールで来て
いましたが、それからしばらくでこうして
ネット配信にこぎつけた行動力はさすが
だと思います。
まずはネット配信を中心に活動するのかも
しれませんが、これからどういう音楽を
聴かせてくれるのかちょっと楽しみです。


こういう行動力を見ていると、自分も
もっと頑張らないといけないなぁと思い
ます。
最近はますます遅筆になっちゃって、
ブログがなかなかアップ出来ていません。
あれも聴きたい、これも聴きたいと、まだ
「欲」だけはあるんだけれど…（笑）。
まあ、ボチボチやります。


ではこの辺で。