今日はたくさん寝るつもりだったのに、6時半に目が覚めて、つまり5時間弱しか寝ていないので、朝からなんとなく眠くて、でも、眠りたくなくて、ちょっと悶々としていました。

 

なにしろ、外は快晴で、お日さまの光が部屋に差し込んでいるのですから、初もうでや初売り、ジムなどに出かけないのは罪悪感すら覚えてしまいます。

 

でも、お正月じゃん!昨日まで忙しかったから、慌てることはないわ、と思い直して、読書を始めました。昨年末に7冊の本を図書館で借りているのですが、1冊も目を通していません。今回は読みやすい本を借りているので、TVよりも面白いのです。

 

本を読みながら1時間半位ウトウトしていたら、スッキリして、夜にかけて一気呵成に読み終えました。

 

読書記録

「原乃内菊子の憂鬱なインタビュー」(大山淳子・作)

 

この作者は決して読者を裏切りません。いい人だと思うと、ちゃんといい結末が待っています。だから好き。

 

今回の主人公の原乃内菊子は、彼女に目を合わせた相手は胸に秘めていたことを聞いてもらいたくなり、聞いてもらったあとは元気になるという、特技を持っています。

 

本人は仕事が進まず困っているのですが、それに目を付けた崖っぷち編集プロダクションの社長戸部内三はインタビュアーとして彼女を雇います。それからは、もう一人の社員桐谷俊と3人でいろんなことがおきていきます。

 

この三人以外の登場人物も善人ばかり。心なごみます。東大出で若くてハンサムな桐谷俊は文学オタクで、好きな作家の誕生日には、敬意を表してその作家の文庫本を持って歩いたりしています。ケストナー、ジュール・ベルナール、サリンジャー、グリム、モンゴメリーなど馴染みの作家の誕生日に社長戸部内三と感想を述べ合うシーンも面白いです。

 

そのあと、1月から始まるTVドラマの録画予約をしたのですが、なんとまた原田ひ香の「三千円の使いかた」という小説がドラマ化されるのですね。楽しみです。


そして、この「原乃内菊子の憂鬱なインタビュー」もドラマに向いているのではないかと思いました。だって、いろいろな人が原乃内菊子の前で本心をベラベラ喋っているシーンを毎回登場させたら面白そうですから。


ちなみに、原乃内菊子って「腹の内、聞く子」の意味ですよね。こういうダジャレと感情豊かな大阪弁がこの作者は好きみたいです。

 

夜、お刺身が古くなるので、握りずしを作りました。食料の在庫整理に追われて食べ過ぎだぁ~。

 

 

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