朝から雨で天気が微妙だった昨日。

なんとか雨も上がり着たい着物で行くことが出来ました。

 

国立劇場が閉館されたので今回は有楽町の駅前、国際フォーラム横のビックカメラの上にあるよみうりホールです。

最近着物にもハマりだした友人Mちゃんと。

Mちゃんは諸事情あり昨日は洋服で。

フォーラムで卒業式があったようで袴姿の女子がいっぱいいました。

今は淡い色のふんわりした袴とかあるのね。可愛いし華やかでとても良い。

早めに待ち合わせてフォーラム地下のプロントで食事をして、いざ!

 

今回チケットは先日入会した咲寿太夫の講演会で手配してもらっていたのですが、普通郵便で送られているはずのチケットが全く届かず(珍しく郵便事故だわね)、後援会とやり取りをして現地で仮チケットを受け取って入場することに。

こういうこともあるのねぇ。無事入場できました。

 

桜も咲き始めたので、春っぽい感じで。

桜の刺繍が入った小紋に

枝垂桜の帯で。

春なのでちょっと小物に緑も入れつつ。

本当は桜の長羽織着て行きたいところだったんだけど、いやー昨日の東京気温が真冬で寒すぎた。

ポリの羽織じゃ寒いなーってところでコート着て行きました。

 

今回の文楽はこちら

文楽入門公演と言う事なのですが、変わった試みで挑戦。

いつもは大道具なのですが、今回はバックをアニメーションで。

そしてそのバックのアニメーションをジブリの背景で有名な男鹿和雄さんが手がけています。

男鹿さん今はフリーで御活躍の様です。

 

曽根崎心中の最後、心中をする天神森の段ですが、昨年見に行ったときにとーちゃんと話して

最後森で心中するんだよね

お初天神のとこやろ?森なんかないで

えー?森ないの?え?

ってなって調べたら梅田のすぐ近くで、都会の神社じゃーんていうね(;^ω^)

規模の小さい明治神宮みたいなの想像してたから文楽の方を先に見てると森残してほしかったなーって思ったり。

 

最初は、文楽好きでも有名な「いとうせいこう」さんが解説をしてくれます。

初心者向けの話になっていますね。あとは紹介映像が5分ほど。

人形遣いで、今回お初を遣う玉助さんが出てきて、いとうせいこうさんと人形の扱い方等の解説を。

今回の床は太夫3名三味線3名の構成でした。

いつもは人形の主遣いの方だけは顔を出すのですが、今回は全員黒衣で、意識が人形だけにフォーカスされるようになっていました。

 

私が見たのが初回なのもありこれから見る方もいるでしょうから細かい感想は省いてザックリした感じにします。

 

天神森の段が始まってアニメが出るのですが、あージブリ~っていう感じで。

ただアニメを見ているっていう感覚は最初だけで、静止画の様に見えてゆっくり動くアニメーションなのか、Mちゃんもアハ体験だったねっていうくらい、知らない間に星空になっていて北斗七星が出ていたりと。

 

また森に入っていくところなんかは正面に進んでいくアニメーションなので没入感すごかった。

こういう表現の仕方があるのねーっていう。

最後なんかファンタジーって感じで美しく終わったり。

アニメも美しかったし照明の使い方もいつもと違ってドラマチックだったしこういう文楽もいいなぁと。

 

このタイプの文楽はまた見てみたいです。

そうそう。黒衣だから誰かはわからない様に見えて、多分のあの時のお初の左手は勘介さんだなーってわかるところもあり。

体がプーさんぽいので( *´艸`)

 

ロビーには今回のアニメーションの原画が展示されていて、所々線とは入ってるんだけど、Mちゃんコマ撮りアニメ作ってる人だから作ってる側からの目線で色々教えてくれました。

ゆっくり流れるアニメに合わせて橋を曳いて動かして行くのも結構難しいなど。

 

いつもと比べて、よりその世界に没入できた感じはありましたね。いいもの見せてもらいました。

終演後お茶でもしようかとプロントの前通ったら夜は居酒屋になっていたので、

同じフロアのカフェでお茶して解散~。

Mちゃんとはまた来週も東京キモノショーに出かけます。

 

そして帰宅するといつものこれ