屋外保管や室内観賞で使えるショーケースのような 自転車置き場 をアルミフレームDIY!

1. はじめに

以前私が作ったケース型の自転車置き場です。

これと同じようなものを作りたいと連絡あり

今回はこちらのケース型自転車置き場を

オンラインで一緒にDIYしました。

材料はアルミフレームポリカプラダンです。

このケースの正面と天板が扉になっており

開閉することができます。

自転車全体が覆われているので

雨が降っても濡れることがありません。

私が作ったものよりも完成度の高い

ケース型自転車置き場となりました。

ここではアルミフレームやアルミパイプを

使ったDIYを紹介していますが、

LINK YOUR DESIGNという

オンライン共同DIYも行なっています。

これはアルミフレームやパイプのDIY

一緒に協力しながら行う活動です。

アルミフレームやパイプはとても便利な材料で

木材にはない優れた特性がありますが、

普段身近にないため使い方がわからない

という欠点があります。

そこでアルミフレームやパイプの使い方や選定、

設計などをアドバイスしながら初めての人でも

安心してDIYできるようにするものです。

これまでの共同DIY事例はこちらで見れます。


(共同DIYサポート事例集)

アルミパイプやアルミフレームを使ってみたいという方と一緒に共同DIYを行っています。これらの材料はとても便利ですが入手性の悪さからあまり知られていません。そのため部品選定や使い方、加工、組立方法など初めての人はわかりにくいです。そこで共同DIYでは誰もが扱えるようにサポートしています。


フレームDIYラボを詳しく知りたい場合は

プロフィールや活動内容、実績など

こちらから見ることができます。


(フレームDIYラボとは?)

フレームDIYラボのプロフィールや活動内容、実績などを紹介しています。2016年10月からスタートし、当初は自分で作ったものを紹介するサイトでした。しかしアルミを使ったDIYの需要が多く、今ではオンラインによる共同DIY活動がメインです。アルミフレームやパイプに興味がある方は是非ご覧ください。





2. 相談内容

今回の相談者は新潟県在住のKさんです。

こちらがKさんからいただいた相談内容です。


自転車を屋外保管するいい方法を考えており

「屋外保管用ロードバイク車庫」を見ました。

これは私が漠然と思い描いていたものを、

ほぼ全てかなえているものでした。

ここで紹介されている車庫と同じものを

作成したいのですが、

アルミフレームやパイプは全くの初心者です。

部材手配サポートをお願いすることは

可能でしょうか。


以前私がクロスバイクを収納するための

ケース型自転車置き場をDIYしましたが

その記事を読まれてご連絡いただきました。


(ロードバイクの保管車庫をDIY)

屋外でしっかり保管できるロードバイクの車庫をアルミフレームでDIYしました。ショーケースのように完全に覆った車庫で雨風が一切入りません。出し入れが簡単なように複数の扉が付いており、この中でメンテナンスもできます。鍵を付けることもできるので防犯対策にもなりますよ。


ケース型自転車置き場は自転車にぴったりで

場所をとらず雨が降っても濡れません。

見た目も自転車のショーケースみたいで

屋内で眺めることもできます。

今回はこちらのケース型自転車置き場を

オンラインで共同DIYしていきます。

3. ケース型 自転車置き場 DIY

3.1 ケース型 自転車置き場 材料

使用する材料はアルミフレームです。

アルミフレームは企業や工場などでは

一般的によく使われる材料ですが、

家庭DIYで見ることはあまりありません。

アルミは錆びずに強度もあるため

大変使い勝手の良い材料です。


(アルミフレームの種類)

 アルミフレームは断面サイズで分類されており、(15×15mm)から(100×100mm)まで幅広いラインナップとなっています。断面形状も正方形だけでなく、長方形もあります。そのため用途に応じて使い分けが可能で、例えばカーポートから小さな棚まで幅広いDIYに適応できます。フレームサイズと一緒にブラケットなどの部品もそのサイズ専用となるので注意が必要です。


強度的にしっかりしたものを作るには

30mmサイズがいいものの費用が高いです。

コストを考慮し20mmサイズで作製します。

パネル材はポリカ製プラダンを使用します。

比較的安価で強度もそこそこあるので

色んな用途に使える材料です。

またアルミフレームとの相性もいいので

併用して色んな物を作ることが出来ます。


(洗濯物を干すサンルームをDIY)

 うちでは何故か長男だけが花粉症です。そのため花粉の季節になると目を赤く腫らして微熱が出るので辛いです。そこで洗濯物を干すためのサンルームをアルミフレームで作ってみました。大きな扉も付けて布団も干せます。ところがサンルーム内の温度は確かに上がりましたが、洗濯物が乾かない!?そこにはサンルームの落とし穴がありました。


アルミフレームはヒンジを使うことで

扉を簡単に作ることができます。

また取っ手やマグネットキャッチなど

便利なパーツもそろっています。

このような部品はアクセサリーとして

フレームと一緒に購入することができ

一括で部品をそろえることができます。

3.2 ケース型 自転車置き場 設計

設計は専用の3D CADで行います。

メーカから提供されているCADで誰でも

自由に使用することができます。

部品の干渉や間違いも事前に確認できるので

大変便利です。


フレーム、パイプの3DCAD設計)

アルミフレームやアルミパイプには専用の3DCADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。


これがケース型自転車置き場の設計図です。

寸法は自転車サイズに合わせて考えました。

設計ポイントにパネル材サイズがあります。

プラダンは910 × 1820mmが標準なので

これを考慮して設計します。

自転車置き場には扉を2カ所設けます。

正面の扉は観音開きタイプです。

こちらはフレーム扉構造で扉自体の枠組みも

アルミフレームで作っています。

しっかりした扉が作れることが特徴です。

もう一つの扉は天板です。

樹脂扉でプラダンに直接ヒンジを固定します。

シンプルに作れる反面、パネル強度が弱いと

すぐに変形してしまいます。

残りの面は直接プラダンを固定します。

アルミフレームとパネルの固定方法は

2種類あります。

今回ははめ込み式で取り付けました。

アルミフレームとパネルの取り付け方法は

こちらの動画で実演しながら紹介しています。

各扉には取っ手とマグネットキャッチをつけて

軽くロックできるようにはしていますが

強風時は開いてしまいます。

しっかり固定するには鍵が必要となり

これはKさんに準備して貰いました。

DIYでは多くの部品を組み合わせて作りますが

その細部にわたって2人で一緒に考えて

互いに準備できることを協力します。

3.3 ケース型 自転車置き場 製作

CAD設計が終わると部品を手配します。

事前にCAD設計していれば既に指定サイズに

メーカで加工して部品を届けてくれるので

組み立てるだけで作れます。

面倒な材料の加工をほとんど行うことなく

普段DIYしない人でも安心です。

もしアルミフレームの切断が必要な時は

100均の金属用ノコギリでカットできます。


(アルミフレームの加工方法)

 アルミフレームは木材よりも強度があるので同じ耐久性の物でもコンパクトに作れます。その反面、木材に比べて加工が少し大変で木材ほど簡単に切断できません。そこで様々な工作機やハンドソーで実際に切断して比較しました。その結果、特別な工作機は必要なく簡単に入手できるもので加工できました。


アルミフレームの組立作業は六角レンチで

ボルトを閉めるだけの簡単作業です。

もし間違っても何度もやり直せるので

初めての人でも安心です。

ただこのDIYでは部品の数が20点以上もあり

そのまま組み立てるのは少し難しいです。

そこで組図を作ってお渡ししています。

これは手順書のようなものでこれを見ながら

部品を組み立ててもらいます。

そしてついに完成です。

こちらが完成したサイクルケースとなります。

Kさんは初めてのアルミフレームでしたが

素晴らしい仕上がりでした。

正面の扉を開くのこのような感じです。

中央フレームを外すことは可能ですが、

たわまないように他フレームを強化します。

こちらは天板扉を開いた様子です。

好きな面を扉として使えます。

他面もプラダンを取り付けているので

雨が降っても安心です。

ここまできれいに完成していると

屋外で使うのがもったいない程です。

初めて使う材料でここまでイメージ通りに

作れるのは凄いと思います。

4. さいごに

アルミフレームでケース型自転車置き場を

オンラインで共同DIYをしました。

このようなケース型は市販品では見当たらず

DIYでしか手に入りません。

しかしアルミフレームを使えば初心者でも

イメージ通りに作ることができます。

アルミフレームやアルミパイプは使いやすく

初めて扱う人でも思った通りに作れます。

部品の種類も多くそれらを組み合わせて

いろんなものが作れますが、

部品選定や設計には経験やコツが必要です。

もしお悩みの際はクレームDYラボの

LINK YOUR DESIGNをご利用下さい。

オンラインで相談しながら一緒にDIYを

行う活動です。

アルミフレームやアルミパイプのDIYを

年間100件以上行っており

部品選定や設計、供給まで対応しております。

この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。


アルミフレームやパイプを使ったDIYを

一緒にしてみませんか?

 DIYする時間や工具がない

 普段DIYをしないので自信がない

そんな方にも安心で手間がかからず

欲しい物が手に入る共同DIYです。

一人で考えるよりも複数人で考えた方が

よりいいアイデアも生まれます。

まず設計や構想は御自分で考えて

欲しいものをイメージしてください。

もし自分で加工から組み立てまでされる方は

必要に応じてアドバイスを致しますし、

手間な部品手配や加工をしたくない方は

こちらで設計して組み立てる状態の部品を

お送りすることもできます。

初めて使う材料で不安な方も安心して

チャレンジすることができますよ。

気に入った物が見つからない場合は

試してみては如何でしょうか?

詳しいサポート内容や進め方は

こちらで説明しています。

Link Your Design

またこの材料を簡単に入手したい人向けの

サービスも実施しています。

1日以内にSUS社製商品のお見積り

提出しています。

ホームセンターで入手できない部品も

こちらだと簡単に入手できます。

 「フレームラボショップ

これまでのサポート事例はこちら。

 「サポート事例集

詳しくアルミフレームやアルミパイプを

知りたい方は動画で実物を使った説明や

DIYしている様子を見ることができます。

フレームキャンパス





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