こちら佐世保コーチングオーガナイゼーションB面です(A面はコチラ)。
コーチングの中でも重要なスキルである「承認」。日常において相手を受け留めコミュニケーションを円滑にするための承認探究シリーズの35回目は…「仕事のできばえを伝える」です。
質問:あなたは、相手の仕事のできばえを具体的に伝えていますか?
例えばあなたが上司である場合。
部下の行う仕事は「出来て当たり前」と考えてしまいがちになりませんか?
上司であるあなたが部下に対して「これくらいできるでしょう」というスタンスは、明らかにあなたが一方的に感じているだけのスタンスです。
残念ながらあなたが上司なのはあなたに能力があったからであって、部下が同じ能力をもっていたのであれば、そもそも部下ではないはず。
そこで部下のやる気を喚起するためには、まず部下の出来ていることを事実として伝えてみましょう。
「この書類、内容はともかく、前よりかなり見やすくなってるよ」
「報告の期日だけはしっかり守れるようになったね」
「誤字脱字はまだあるけど、文章の構成はしっかりしてきたよ」
このように仕事のできばえを事実として伝えることが大切です。
改善点や指示はまず出来ているところを伝えた後に、伝えましょう。
いきなり悪いところや改善点を伝えてしまうと相手のモチベーションを削いでしまう可能性大です。
まずはできばえを伝えてから、その後に改善点を伝える。
この順番が何よりも大切です。
…目的は注意することではなく、相手に成長してもらうこと。