日々是好舌

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香勝寺100万本の桔梗咲く

2021年06月16日 15時46分13秒 | 日記
 静岡県周智郡森町草ケ谷968。遠州三十三観音霊場 第三十二番札所 曹洞宗鹿苑山香勝寺は、昭和61年7月、住職が白龍頭観音から、《境内に2万株以上の桔梗を植えると、参拝の方々に心身に清らかな気が充満し、安らぎの世界に至る事ができる》とのお告げを受けた事から植栽に励み、今では遠州の小京都森町の香勝寺は日本三大桔梗寺と言われる様になった。現在は、15種類4万5千株、100万本以上の桔梗が咲き、初夏6月中旬より園内は青紫色一色に染まる。
 桔梗の他にも
【早春】ロウ梅・梅花・椿・スイセン・四季桜
【春】レンギョ・桜・四季桜・枝垂れ桜
【初夏】ききょう・あじさい
【夏】ききょう・オミナエシ・ナデシコ・百日紅
【秋】萩・ススキ・藤袴・葛
【冬】四季桜
などが境内に咲く。

 香勝寺は天文14年(1545)2月18日、今から476年前に一ノ宮領主、武藤刑部少輔氏定公が寺領を寄付。法名は香勝寺殿興巌道清大居士、一ノ宮宮司で一宮領主である。天正9年3月22日高天神城落城の日に戦死。
 
 崇信寺八世の弟子宣翁全忠大和尚を歓請し開山。札所本尊白龍頭観世音菩薩は、大正時代の中頃、草ヶ谷の観音坂をある行者が通りかかった時に、「この土中には観音さまが埋まっておられるので、すみやかに掘り出して供養なされるがよい」と申された。

 武藤家の初祖は武藤五郎と称して坂東の武藤の分派にて、長兄は武藤太郎頼忠(武蔵国)、次兄は武藤小次郎頼資にして頼朝の臣にして九州の少貮氏となる、元寇の乱に奮戦せし人なり、三男の五郎は頼朝の臣、安田義定の五家老の一人にして、義定が治承4年遠江守に任ぜられし時此処一宮領の代官(目代)として当地に住み、安田遠江守義定息の些細な罪により鎌倉に呼びつけられて建久5年8月19日に梟首せられた。

 慶長6年8月24日付けにて寺領十六石あるを認めて御朱印申請可出当役所に預かり置き申し者也仍如件伊奈備前守忠次(花押) 黒印書あり。

 慶長9年8月8日井出伝衛門(印) 御朱印高十六石地所再確認書あり。当時山主は三世秀虎和尚也。
境内地底38,000余坪(字菖蒲ヶ谷が全部なり)総建坪630余坪(絵図面有)等々の記録がある。詳細は香勝寺ホームページ参照。写真は瀧本美智子さん撮影。



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