私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

『野分』 俳句ポスト365 :連続入選継続中!

2020-09-11 17:07:18 | 俳句
2020年9月11日(金)

昨日は、愛媛県松山市主催、夏井いつき選者「俳句ポスト365」の「人・並」入選発表日。

気楽にネット投句して、夏井いつきさんに選句してもらえて、無料。
こんな楽しい話をほっとくことはない。

「俳句の種を捲く」ことに人生をかけてる夏井いつきさんを、粋にも意気にも感じるしね。

今回の兼題は『野分(のわき)』(投句した人数1752名:投句数9180句)

いつもは数句投句するけど、今回は一首入魂!

葉虫なぞ木っ端微塵ぞ夕野分


一見、滑稽句と思われても仕方がないのだが・・・・・・

7月14日のこと、梅雨前線を北上中の台風5号が刺激して
私の町は夕方から強風と雨。
すっかり晴れた翌朝、隣の空き地でイネ科の葉に1匹のハムシを見つけた。

ウリハムシモドキ半黒色型のメス


このウリハムシモドキ、我が家周辺では後にも先にもこの1匹しか見つけていない。
いたら気付くはず、強風にとばされてやってきたのに違いない。

よく見ると右上翅がこわれてる。
鳥につつかれたのか、強風でどこかにぶつかったのかはわからない。

もはや生態系のサイクルの中で被食者になるしかないよなあ。
あっけないもんだ。

でもね、私は単にハムシというちっぽけな虫のことを笑いたいんじゃなくて
時に、猛威をふるう自然現象に対し、人間だってハムシと同じ様になす術もないほどちっぽけな存在だよと。

西日本豪雨災害の被災地も、復旧されぬまま放置され分断されてる道路もまだたくさんあるしね。

「野分」が秋の強風であることより
自分の目で見た被災地とちっぽけ虫のケガが重なり、鮮烈な記憶になったもんな。
新型コロナウィルスなんてな見えない脅威なども、今はなす術もなく。

だから、兼題からはずれてもいいかなと、私的には言いたいこと言えた俳句だから満足なのである。

結果は『並』。
『人』は2回連続でとまったけど、初投句からずっと入選はしてるし十分ぢゃ!

ちなみに、私にも俳句仲間がいて、お互いの俳句をラインで見せあったり、結果をたたえあったりしてる。
ほめることはあっても、決して、人の句をいじったり、ダメだししたりしない。
それは、時に不愉快な思いをさせたりしたりするからね。
何せ、つくったときは良い句だとそれぞれ思ってるに違いないし、受け取り方もそれぞれだもん。

夏井いつきさんのようにきちんと俳句に向き合ってる方ならともかく
俳句のすそ野を「並」「人」「並」「人」と這いずり回ってる私には
とてもじゃないが、そんなことできる立場じゃありゃしまへん。

ただ、今回、かみさんだけ『人』に選ばれてたことだけは腹立つなあ~!
よく勉強してるからなあ。
※ 人の句はたとえかみさんでも気の置けない仲間でも披露しないからね、ご理解のほど!

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