二日前、予想外の積雪で詩仙堂の雪景色を撮る事が出来た。
それでも上空の寒気団が停滞する事は無いので、
都市機能としては都合は良いが、翌日には殆ど雪は消え失せる。

昨日、いつものように朝起きて窓の外を眺めると、
瓦屋根にまだそこそこ雪が残っていた、意外だ。
上京区でこうならば、陽射しの届かないエリアならば
残雪が期待できるのではないかと、バカは思ってしまう。

嵐山方面、祇王寺、常寂光寺?
泉涌寺の塔頭寺院がこの前の積雪の時、
翌日の庭園の残雪を報告していたのを思い出し、
善能寺の重森三玲の庭園の雪化粧、
すり鉢状の「降り参道」残雪の先の泉涌寺の本堂、
雲龍院の「蓮華の間」の障子窓から覗く雪見など、
期待を大いに膨らませてやってきたが、
雪の欠片も残っていない有様!
「捕らぬ狸の皮算用」、バカにはよくある事。

更に性懲りもなく、
三十三間堂前の法住寺に冬の花を求めて、
立ち寄る事に。。。



三十三間堂では、この日は伝統競技「通し矢」に由来する、
弓の引き初め「大的全国大会」が行われていて、
道着やはかま姿で大きな弓を携えた男女を多く見かけた。










墨一色の赤穂四十七義士の法要のノボリ旗。
確か12月14日に太夫道中が奉納され、
島原菊川太夫・祇園舞妓による茶席など、
コロナ禍以前は盛大に執り行われていたそうだが、
昨年はどうだったのだろう?


一方「大的全国大会」は、昨年はコロナ禍で中止。
この日は昨年成人となり出場予定だった男女約千人、
明日は今年の新成人を対象に開催されるそうだ。
すでに競技を終えられたお嬢様方がご訪問?

 



山門のノボリ旗は「義士会法要」から、
明日の「大根炊き」に取り換えられようとしていた。











境内ではその準備で大わらわ、
大根を切るご婦人方、薪をくべる方。
煙がモクモク!










先ほどの弓道女子一同は本堂にお詣り。






何やらモグモグタイム?
色気より食い気?

 


記念撮影をしているようであった。

 

 

 

 

 



私の好きな竜宮門からの三十三間堂。

 



後で知ったのだが、
「大的全国大会」は午前中は男子部が行われ、
午後から女子部なので、先ほど見かけた弓道女子は
試合前の必勝祈願で法住寺本堂にお詣りしていたようだ。




この後も次から次と三十三間堂の門を潜る、
勇ましい弓道女子が闊歩していた。



結局は冬の花などは何処にも咲いておらず、
血気盛んな弓道女子の息吹を感じる、ひと時であった。