運命の時計が大きく回り出してから、結弦くんのお顔が少しずつ変わり、
その時から、潮目が変わったかのように、メディアの後押しが
見られることが増えてきたし、TVでも、
結弦くんの覚悟や孤独な戦い、演技の凄さなどに、
触れてくださる方が増えてきていましたね。
体操界からのエールが届いたり。
葛西さん・・部分消去で知らずに消しちゃったよ・・ウワ・・
(え、ロシアからも・・???)
結弦くんを支える輪がどんどん大きくなってきていますよね。
結弦くんがどんだけ応援されているのか。
もう、これだけで胸がいっぱいになります。
皆さま、こんにちは。
(遅いけどあけましておめでとう、と心の中で呟いてます)
衝撃のあのショートで、たましいごと震え泣きしてから、
こうして日にちが過ぎてみると、
今回のショートとフリー、この二つのプログラムのつながりに、
ゾクゾクしてしまってます。
2021年のDOIで披露してくださった「マスカレイド」。
衝撃のあの、最終日の咆哮。
gifを分解した中からどれにするかまよってしまって・・ 意外と最後のも良くて・・
結弦くんのもどかしい思いが伝わってきた。
4Aを求めて、求めて、苦悩する日々。
そして、苦悩するものが他にもあるように見えたけど、
(それは、きれいに包んで胸の中・・)
フィナーレの 1 曲目、曲に合わせ進んでいく結弦くんが、
照明のせいか、蒼くてゆらゆら燃える世界にいるようだった。
はるか遠い夢を追うようなお顔 (これは別の日か・・) が、
今年の卓上カレンダーのカバーになっていて、
そのカバーをずっと飾って、時々眺めていました。
ぜったい掴めるよ、って思いながら。
インタで語っていた、4Aに挑戦する意義のこと。
その時に結弦くんが語ったことが忘れられずにいました。
昨年末の全日本 (もう1か月前・・はや・・) の「天と地と」では、
4A (DGだったけども) の後にあれだけの質をキープして
演技されていた。
4Aで体力をかなり消耗するのに、と思うと凄すぎて。。
この1年の結弦くんの頑張りのほどを、想像させられた。
今回も久しぶりすぎて、ショートもフリーも一緒くたですけど、
北京の日を迎える前に、感じたことをまとめてみようと思います。
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
天 と 地 と
このプログラムを初めて観たとき、曲を聴きながら、
音楽をちゃんと勉強しておくんだった・・と、思いました。
( ロンカプでさらに思った)
フィギュアスケートマガジン2021-2022vol2 より
2年位前から、気になり出していたことがありました。
結弦くんがよく言っている「感情」が、使用する楽曲の音調に
重なってるというか、よくマッチしてるように感じ出して・・
結弦くんのプログラムの裏テーマに感じ始めた「感情」と、
この冨田勲氏の音楽が、どう繋がるのかなと思ったんですね。
短調と長調が入り組んでるような、不思議な感じがあって。
基礎知識がないので、そのまま放ってますが。
この辺は後に回してもいいかな。‥でも、一つだけ・・
琵琶の開放弦が生み出す響きは、五線譜に乗り切らない。
割り切れない音(琵琶に限らず、開放弦ってそんな感じがある)。
しかも、これ、たましいに突き刺さるように、震えるんですよね。
アジア特有の旋律にして、このひびき・・もう、プルプルくる。
越後の寒々とした雪景色のなか、ずっと響きわたる、琵琶の音。
追記します:
このプログラムで、いちばん(?)テーマに感じるところ。
割り切れないもの、問いかけ・・
(悟る、というところまではまだ行かない、大切なところに思う。)
あの天に想いを捧げるかたちで、この物語が終わっていた。
いくさは、相手を殺さなきゃ、自分が殺される。
必ず、犠牲者が、死者が出る。残酷なものだよね。
スポーツの試合は、相手を殺す競技ではないけれど、
大きな試合で勝つかどうかは、人生を変えるほど。
そこは純粋な戦いの場であってほしいけれど、
必ずしもそうではなくて、蔭に回って泣く人も出る。
結弦くんが大勝利をおさめ、夢の続きを歩き出したら、
彼は何度も倒されるようになった。
「負けは死も同然」負けに回された結弦くんはよく言っていた。
「価値」を求めたら「勝ち」が消えていく。そういう世の中。
でも、結弦くんは、自分の「価値」をぜったい離さなかったよね。
「価値ある勝ち」を取り戻すことを、他には求めず、
ただ、ただ、己に求め続けた。
前に進むこと、戦うことを、止めなかった。
序奏とロンドカプリチオーソ
少年の思い出をさかのぼっていくのが Otonal だったけど、
これは、Otonal の世界から、逆方向に現代に戻ってくる感じね。
フィギュアスケートマガジン2021-2022vol2 より
特に近年はたった独り、手探りで暗闇を歩いていたね。
道がない暗闇、寒く蒼ざめた世界の中を、ひたすら。
思い出とか、いろんなひとの想いとか、
浮かんでは消え、浮かんでは消えていく蛍のような光に、
自分の炎を燃やす力をもらって、歩いていた結弦くん。
辞めていれば、こんなに苦しむこともなかった。
でも、そうして苦しむことが、結局やめられなくて。
そうやって苦しむことが、なぜだかやめられない。
結弦くんは、実は楽しかったんだよね、それが。
苦しいのが、楽しい・・ 狂ってるんだよね (いい意味で) 。
独り、暗闇のなかで。
苦しいも、楽しいも、不安も全部、光と一緒に、
ロンドのようにぐるぐる回って、
一緒くたになって、エネルギーになっていって。
ボルテージが上がり、死んでも掴むという意志だけになり、
その意識すら、焼き尽くされて灰になって、なくなってしまう。
そこで、ついに何かをキャッチする。
(掴んだ・・!?)
あんなに遠かった4A。
そこまで来てる。
もう、どきどきしてくる。
求めていた4Aは、想像以上の破壊力があるね。
全国的に(全世界的に、かな)空気が違ってきたように思うよ。
この子が結弦くんの希望通り従ってくれたら、
結弦くんが求めていた「価値」が、きっとこの世界に戻ってくる。
他に求めることなく、己の力で、結弦くんはついに、
「価値」ある「勝ち」を手に収める、ということだ。
(もちろん、大勢の応援は力になってる)
きっと、そうなると信じてる。
昨年のDOIのときのインタビューに答えて、
結弦くんが叶えたい夢、4Aのことをこうも言っていた。
人間にしか到達できないところがあると思うんで
4Aを成功させることは、歴史を動かすだろうけど、
その成功までの道のりで、
結弦くんの経験体の中に刻まれたものが、しっかり、ある。
実は、そのことのほうが、大切な、大切な宝になると思ってる。
それは、人間だからこそ、到達できるところのものなんだよね。
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「序奏とロンド・カプリチオーソ」は、暗闇を切り開いていく物語。
「天と地と」で、その結果を示していく。
結弦くんが突き上げた、拳。
絶対に、掴んでやる・・
絶対に、勝ってやる・・ (わたしの中でそう変換される )
なんだろう、熱いものが、立ち昇る感じです。北京の地に。
あの、突き上げた、拳のように。
勝利のうただと思ってる。
もう、それ以外は、わたしの中では湧いてこないの。
やっぱり、結弦くんが北京で勝つことが、正義。
どう考えても、そこに行っちゃうな。
ちゃんと練習をつめてるかな、とか、無理してないかなとか思うし、
北京の現地での食事とか、体調管理とか、心配も浮かぶけれど、
結弦くんは、ぜったいに、大丈夫。そう、思ってる
毎日、こころの中で祈ってるよ・・
ちゃんと4Aが来てくれて、最高の結果になりますよう
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