だいぶ明るい。
ほんの10分も違いますと、
空はすっかり朝の色をもちます。
 

フィギュアスケートのインターハイのニュースを聞いたところで、
音楽に切り換えて車を走らせてきました。


世界選手権は難しい。
各国のスケーターが集いますには、
春は早すぎる。


そんなことを思うと同時に、
来シーズンを思いました。
羽生結弦選手のことです。




2013年初から2014年のシーズン、
ロミオとジュリエットの衣裳を身に付けた羽生選手の手を取り、
甲にキスなさった方がおいででした。

それはふざけてではなく礼儀正しいもので、
貴い、
気品ある、
敬うべきと感じた気持ちを表して、
たいそう自然でした。




……SPの曲、
バラード1番に繋がるものにならないだろうか。
そんなことを思いました。


観客と興奮を分かち合うスターを“演じる”より、
疾走する哀しみ、
結晶した美、
自己完結して異界を生み出す在り方が、
たいそう似つかわしく、
聖であれ闇であれですが、
人ならぬものを具現化して人を魅了するスケーターです。


それは羽生結弦選手以外に、
見た覚えがありません。




ピアノ曲は
バラード1番。
では弦楽器の調べはどうだろう。
官能的な世界が広がります。
あ、2chellosを聴いていました。


現役である時間は短い。
演技を突き詰めていくための時間も短い。
自己完結した透き通る官能、
聖なる何かを前に、
畏敬すら感じる体験を、
またさせてはいただけまいか。




まーた休日出勤かー、
あれだけやっといてもアカンとは。
そんなやさぐれた朝は、
抑えていたわがままな思いが顔を覗かせます。


行ってきます


画像はお借りしました。
ありがとうございます。






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