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モーツァルト ヴァイオリン・ソナタK.304 聴き比べ

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こんにちは、
ともやんです。

今日1月27日は、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)の誕生日。
1756年1月27日夜8時、ザルツブルクのゲトライデガッセ9番地のヨハン・ローレンツ・ハーゲナウアーの家の4階で誕生しました。

翌28日10時半にザルツブルク大聖堂で洗礼を受けました。
父親レオポルド(1719-1987)がアウクスブルクの出身で、1743年からザルツブルク大司教宮廷楽団の第4ヴァイオリン奏者を務めていました。1747年11月21日にマリーア・アンナ・ベルトゥルと結婚して、アマデウスの前に6人の子供を儲けましたが、第4子ナンネルを残し幼くして失くしています。

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庄司紗矢香の衝撃 モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ

昨年の11月に1枚の新しいCDを聴きました。
それはヴァイオリニスト庄司紗矢香とフランスのピアニスト、ジャンルカ・カシオーリによるディオ。

最初に聴いたのが、K.304のホ短調。
モーツァルトのヴァイオリン・ソナタで唯一の短調作品。

な、な、なんだこの掠れたような響きは!
まるで古楽器で演奏されたJ.S.バッハではないか。

モーツァルトの作品てこんなに厳しくて悲しいのか。

そこには優美な柔らかなモーツァルトはなかった。
結局、庄司紗矢香さんの演奏に惹かれ、ちょうど来日公演を行っていたので、12月にはサントリーホールで実演を聴いてきたほどだ。

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モーツァルト ヴァイオリン・ソナタK.304ホ短調

この曲が作曲されたのは、1778年マンハイムとパリでのこと。
自筆譜には「ソナタ第4番パリにて」と書かれていたので従来はパリで夏の初めに書かれたとされ、イ短調のピアノ・ソナタと共に母の死を関連つけられていたが、その後の研究でマンハイムで既に着手されていたことは確実で、この曲のもつ張り詰めた悲劇性は母の死とは、現在のところ直接関係はないとされている。

しかし、マンハイムでの失恋や就職活動の失敗といった苦しい経験がこの作品も反映され異彩を放つ作品となったようだ。

さて今回3つの演奏を聴いたが、それぞれ特徴があり面白い。
ぜひ聴き比べて楽しんで頂きたい。

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シェリング&へブラー モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
ヴァイオリン・ソナタ第21番 ホ短調 K. 304
Violin Sonata No. 21 in E Minor, K. 304

1.(06:44) I. Allegro
2.(05:13) II. Tempo di menuetto
total(11:57)

ヘンリク・シェリング – Henryk Szeryng (ヴァイオリン)
イングリット・ヘブラー – Ingrid Haebler (ピアノ)
録音: September 1969, Mozarteum, Salzburg, Austria

モーツァルト: ヴァイオリンソナタ集 ヘンリク・シェリング イングリット・ヘブラー

モダン楽器とモダン奏法によるモーツァルト/ヴァイオリン・ソナタ集として芸術的気品と最高の完成度を併せ持った録音です。

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録音開始時(1969年9月)のシェリングは51歳。2年前の1967年7月に不滅の名盤、バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲(GUCCG4610)を録音したばかりで、絶頂期にありました。

一方のヘブラーは43歳。彼女も1967年6月に、彼女の名を世界的なものとしたモーツァルトのピアノ・ソナタ全集(PROC1201で発売済)を完成したばかり。ヴァイオリンとピアノの2大名手を起用した企画だった訳です。

デュメイ&ピレシュ モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
14:47ヴァイオリン・ソナタ第21番 ホ短調 K. 304
Violin Sonata No. 21 in E Minor, K. 304

1.(09:39) I. Allegro
2.(05:08) II. Tempo di menuetto
total(14:47)

オーギュスタン・デュメイ – Augustin Dumay (ヴァイオリン)
マリア・ジョアン・ピレシュ – Maria Joao Pires (ピアノ)

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 第25・28・34・35番 オーギュスタン・デュメイ マリア・ジョアン・ピリス

デュメイの豊かな響きとピレシュの煌めくピアノが聴きもの。だが残念ながら現在廃盤。

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集

でも、Amazon musicで聴くことができます^^

庄司紗矢香&カシオーリ モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト – Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
ヴァイオリン・ソナタ第21番 ホ短調 K. 304
Violin Sonata No. 21 in E Minor, K. 304

1.(09:58) I. Allegro
2.(05:15) II. Tempo di menuetto
total(15:13)

庄司紗矢香 – Sayaka Shoji (ヴァイオリン)
ジャンルカ・カシオーリ – Gianluca Cascioli (フォルテピアノ)

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集 VOL.1 庄司紗矢香 ジャンルカ・カシオーリ

世界的ヴァイオリニスト、庄司紗矢香の4年ぶりの新作は、ピアニストのジャンルカ・カシオーリをパートナーに迎えた渾身のモーツァルト。作品が誕生した当時にならって、カシオーリはフォルテピアノで、庄司も楽器の弦をガット弦にし弓もバロック式で録音。イタリア・モンドヴィの古い教会で録音された優れたサウンドも魅力です。



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