新聞の元旦版は、たいてい本体以外にテレビ・ラジオ版、スポーツ版など別刷りになっていて、ドサッと配達されます。そのうち朝日新聞には「エンタメ」版があり、私はそれほど興味がないのでいつもはスルーしているのですが、今年は「ラジオって無限 未来に響く」とういう記事があったので、真面目に読んでみました。
爆笑問題の田中裕二さん、太田光さん、フリーアナウンサーの住吉美紀さんへのインタビューです。
内容は読んでいただくしかありませんが、コロナ禍で見直されてきているラジオの役割です。
<朝日新聞 2022年1月1日第3部「エンタメ」版>
ここで言うラジオは、深夜放送を含む日本の放送のことで、私の好きな外国からの短波放送とは異なりますが、仕事や勉強でフッと隙間風が吹いた時、壁にぶつかり身動きが取れなくなった時などにラジオに勇気づけられたり、ラジオからヒントをもらったり、ラジオから流れる音楽に癒されたりという点では日本の放送も外国の放送も共通だと思います。
ということで、私の最近の「ラジオ生活」を少し振り返ってみます。
新聞記事同様、私もコロナ禍で「戻ってきた」短波受信者のひとりかもしれません。
ここに掲載した比較的最近の受信証(QSLカード)はラジオ・タイランドとベトナムの声以外、e-QSLをカード化したものであることをご了承ください。
私が最もよく聴く放送のひとつがルーマニア国際放送(Radio Romania International)で、朝8時からの日本向け英語放送が比較的良好に受信できます。
コロナ禍で、番組編成が最近はやや手抜きで、とりわけ聴取者との交流番組である「DX Mailbag」や「Listeners' Letterbox」に顕著です。最近の「In the Spotlight」では6月下旬から8月にかけて何回か放送されたルーマニアと日本の外交関係樹立100年記念イベント「着物とイャ(日本の着物とルーマニアの伝統衣装イャ)」を繰り返し放送しています。アナウンサーのダニエル・ビルツ(Daniel Bilţ)さんの思い入れがあるようですが、それにしても・・・です。
<ルーマニア国際放送の受信証(QSLカード):2021年4月>
私が最近ハマッているのがラジオ・ニュージーランドパシフィック(Radio New Zealand Pacific;RNZ Pacific)で、特に日本時間22時から翌朝02時までのの7,390 kHzがフェージングを伴うものの、良好に受信できます。
コリマコ(ニュージーランド ベルバード)の鳴き声をインターバルシグナルとするこの局の放送はニュースや音楽、ドラマ、各種のフューチュアーなど聴き応えがあります。
<RNZパシフィック別時間帯の受信証(QSLカード):2021年10月>
ただ、問題は日本時間22時はラジオ・タイランドの日本語放送が始まる時刻なのです。
ですから、私は、まず、RNZパシフィックのインターバルシグナルでおおよその受信状態を把握し、22時から15分間ラジオ・タイランドを聴いた後、またラジオ・ニュージーランドに戻したりしています。
<ラジオ・タイランド一の受信証(QSLカード):フォルダー:2020年2月>
日本時間22時に始まるもうひとつの局がモンゴルの声(VOM)の日本語放送で、昨年11月までは2回目の放送が0時(24時)からだったので、ある意味聴きやすかったのですが、12月に22時からの放送に変更になりました。
第1回目が別周波数で19時30分から20時まで放送されているのですが、食事や何やらで時間が合いません。中高生時代なら食事などどうでもよく、もっとラジオ中心だったと思うのですが・・・
従って、最近VOMはスキップです。
<モンゴルの声日本語放送の受信証(QSLカード):2021年12月(放送時間変更初日)>
もうひとつ、ベトナムの声放送があります。23時からの日本語放送が良好に受信できるため、就寝前のひとときによく聴くのですが、今はRNZパシフィックにやや押されています。
<ベトナムの声放送の受信証(QSLカード):2021年10月>
結局、22時からの私の夜のSWL生活は大体こんなものです。
22:00-22:15 ラジオ・タイランド(受信状態によりRNZパシフィック継続)
22:15-23:00 RNZパシフィック
23:00-23:30 ベトナムの声(受信状態やプログラムによりRNZパシフィック継続)
23:30-24:00 RNZパシフィック
00:00- 中国国際放送(受信状態やプログラムによりRNZパシフィック継続)→ZZZ
もちろん、日によってダイヤルをくるくる回したり、ラジオ以外の作業をしたり、ラジオから得た情報を基に色々検索したり、もっと早く寝たり・・・
ラジオのよいところ。それは、画面が不要なことです。もちろん、聴覚に障がいのある方にとってはこの限りでありませんが。
横を向いていてもよいし、寝転がっていても聴くことができます。
私の場合、夕食後はコーヒーを飲みながら眼前にPC、後ろにラジオという場面が多いです。
今はインターネットでも、あるいはスマホでも聴けます。(私は原則短波受信ですが。)
そんなこんなで、ラジオは私にとっても無限です。
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