【ドイツで出産】陣痛・入院バッグの中身リスト

出産が近づいてきたら用意するのが、陣痛バッグと入院バッグ。

特に初めての出産では何が必要か全く分からず、ネットで先輩ママの体験談を読んだり友人に聞いたりしながらリサーチする人も多いと思います。

そこで今回のテーマはドイツでの出産で持って行く陣痛バッグ、入院バッグの中身。必要な物、使わなかった物、病院で用意されている物をまとめました。

バッグは2つに分ける

冒頭でも「陣痛バッグ」、「入院バッグ」と分けていますが、バッグは2つあると便利。

陣痛バッグ」は産気づいたときに持って行くもので、出産時に必要な物を入れます。

入院バッグ」に入れるのは出産後の入院生活で必要な物。こちらのバッグは出産後に家族に持って来てもらいますが、私の場合は破水後に夫の運転で産院へ向かったので、その時に一緒に持って行きました。

陣痛バッグ、入院バッグを用意する時期

バッグは妊娠8ヶ月に入った時点で用意しました。

最初は10ヶ月に入ってからでいいかなと思っていたのですが、予定日より早く出産した友人から「9ヶ月目くらいには用意しておいた方が良いよ」とのアドバイスが。それを聞きながら「足りないものがあったら買い足さないといけないし…」と考え、余裕をもって8ヶ月から用意を始めました。

出産後の今思うと、10ヶ月になってから用意するのはちょっと遅い気がします。というのもこの頃ならいつ出産してもおかしくないですし、そうでなくても大きなおなかを抱えて色々準備するのはかなり大変。

自身の負担を少なくするためにも、ちょっと早めの8~9ヶ月頃に用意するのがおすすめです。

陣痛バッグの中身リスト

  • 母子手帳
  • 健康保険カード
  • 財布
  • 携帯
  • ヘアゴム

母子手帳と健康保険カードは妊婦検診でもおなじみのアイテム。髪の長い人はヘアゴム必須。出産中や授乳中は、髪が邪魔になるので結んでしまった方が良いです。

陣痛バッグには産後用に用意してあるマザーズバッグを使っても良いですし、リストを見ても荷物が多い訳ではないので私は普段使いのバッグで事足りました。

入院バッグの中身リスト

入院バッグには旅行用のボストンバッグを使いました。小さめのキャリーケースがある人は、そちらでも良いと思います。

お泊りグッズ

  • タオル
  • シャンプー、ボディソープ
  • スキンケア用品
  • 歯ブラシ

産院の病室では洗面台横にペーパータオルが備え付けてありましたが、タオルは何かと出番があります。ハンドタオル、それより大きめのサイズが各1枚あると便利。

着替え

  • ゆったりした部屋着
  • 授乳ブラ
  • 羽織るもの

入院中は腕に点滴の針の部分が刺さっているままなので、あまりピッタリした服だと針の部分が押されて不快だし、着替える時も面倒です。私はゆったりめのロンTでもなんか当たる感じが嫌だったので、結局半袖Tシャツで過ごしていました。産院は空調が効いていて暖かいので、半袖に羽織物があれば十分です。

ちなみに針がどこに刺さるかは人によって違うみたいで、私は肘の内側でしたが同室の女性は手の甲に刺さっていました。

電子機器

  • スマホと充電器
  • 充電器の延長コード
  • カメラ

病室ではコンセントがベッドの頭上にあって、普段使っている充電器でも使えはしますが結構ギリギリ。充電中に操作しないら問題ありませんが、ベッドに寝ながらスマホを使いたければ充電器の延長コードないと厳しいです。

出生届提出用の書類

  • Stammbuch
  • 身分証明書(パスポート)
  • 滞在許可証

産まれた赤ちゃんの出生届は出産後5日以内なら病院でしてくれるので、上記の必要書類を用意しておきます。

住んでいる地域によっては両親の出生証明書(日本人のばあいは戸籍謄本)が必要になる場合もあるので、必要書類については早めに産院または産院のある戸籍役場で要確認。日本から取り寄せて認証翻訳をつけるとなるとその分時間がかかります。

私達の場合はStammbuchに婚姻証明書、夫の出生証明書、私の戸籍謄本(アポスティーユ、認証翻訳つき)が挟んであったので、それで大丈夫でした。

帰宅用

  • 生理用ショーツ
  • ナプキン
  • 帰宅時の服(ママ用)
  • ベビーシート(またはベビーカー)
  • 帰宅時の赤ちゃんの服&帽子
  • ブランケット

退院時はだ悪露が止まっていないので、帰宅時は生理用ナプキンを使います。量がどのくらいか分からないので、昼用、夜用の両方あると安心です。病院から家までをカバーできればいいので、各1~2枚あれば十分。

赤ちゃんの洋服も用意するのは帰宅用だけで大丈夫。

我が家は冬(2月)出産だったので、ベビーには長袖ロンパース(Body)、そのうえにカバーオール(Strampler)、更に上着を着せ、靴下も履かせました。頭が冷えてしまうので帽子もかぶせます。

ベビーシートは入院時に必要な物ではありませんが、重要なのでここに加えました。車で帰宅するならベビーシートは必須。公共交通機関を利用の場合は、新生児用のフラットになるタイプのベビーカーを用意します。

ブランケットは赤ちゃんの体温調節用。真冬でなくても風が当たったりエアコンで寒い場合があるので、1枚用意しておくと便利です。私達はベビーシートに乗せた赤ちゃんの膝にかけてあげていました。

その他

  • 筆記用具
  • スケジュール帳
  • サンダル or スリッパ(院内用)
  • ビーチサンダル(シャワー用)
  • ビニール袋
  • ウェットティッシュ

入院中の履き物は、使い捨てスリッパよりも底がしっかりしたサンダルやスリッパの方が楽です。転ぶと危ないので底が滑らないものがおすすめ。それとは別に、シャワーを浴びるならビーチサンダルもあると便利です。

ビニール袋は洗濯物を入れたりするほかにも何かと出番があります。

特にあって良かったもの

  • ヘアゴム
  • スマホ、充電器
  • ゆったりした洋服

繰り返しになりますが、髪が長ければヘアゴムは必須。出産時のほかにも、授乳やおむつ替えなど慣れない赤ちゃんのお世話をする時に髪が長いとめんどくさいです。

スマホは外界との連絡手段ですね。

腕に点滴の針部分が付いたままなので、ピッタリした服は着替えが面倒。着るものはゆったりめがおすすめです。

病院に用意されているもの

  • おむつ
  • おしりふき
  • 赤ちゃんの着替え
  • よだれ拭き
  • スタイ
  • 産褥用ナプキン
  • 使い捨てパンツ
  • 母乳パッド
  • 授乳クッション
  • 保冷剤

赤ちゃんに必要なものや産褥グッズは病院に全て揃っています。リストに入れませんでしたが、母乳の出を良くするハーブティー(ヴェレダのマザーズティー)も聞いたらくれました。

産褥用の使い捨てパンツは、パンツというよりはネット状の履き物という感じ。これを履いて、分厚い産褥用ナプキンをあてて過ごします。

使わなかったもの

  • ペットボトルストロー
  • Kindle
  • 母乳パッド
  • スタイ
  • 産褥ショーツ

陣痛中の水分補給に便利なペットボトルストローは、陣痛開始から1時間で産まれてしまったので使いませんでした。出産後で起きるのが辛い時に使うかなと思ったのですが、ベッドは背もたれの角度を電動で変えられたので起きるのも苦ではなかったです。とはいえかさ張らないですし、バッグに1個入れておいて損はない気がします

本をゆっくり読む時間がなかったので、Kindleも出番なし。

母乳パッドとスタイは産院にありますし、産褥ショーツに関してはドイツでは使い捨てが支給されるとリサーチで分かっていたので用意しませんでした。

陣痛・入院バッグの中身:まとめ

出産時に必要になるものを入れる陣痛バッグと、入院生活の必要品をいれる入院バッグ。大きなおなかを抱えて用意したり足りない物を買いに行ったりするのは結構大変なので、できれば10ヶ月に入る前に用意してしまうと安心です。予定日よりかなり早くうまれる事もあり得ますしね。

出生届提出での必要書類は、産院または産院がある町の戸籍役場で要確認。日本から書類を取り寄せたりと時間がかかる場合もあるので、早めの行動が大切です。

今回は私の体験が基であり産院によって設備や必要な物が異なる可能性もあるので、産院のウェブサイト(利用した産院のサイトには持ち物リストがありました)や見学会でもらう資料なども併せて見ることをおすすめします。

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