休診日を利用して、ポルシェエクスペリエンスセンター東京(サイトはコチラ)に行ってきました。


目的はドライビングエクスペリエンスという、インストラクターとマンツーマンで90分のドライビングレッスンを受けることです。
費用はまぁまぁします(5万弱)が、クリニックの特典として患者さんを乗せることもありますので、より安全な運転のため自分の乗っている車両の限界を知るという意味なども含めて経験してみました。

ということで、ほぼクリニックカーと同じ条件で経験のできる(だし、いちばん安い)ケイマンTをセレクト。

予約をしたのは1週間くらい前というギリギリでしたが、結構枠は空いていました。

同じ時間帯にレッスンを受けていた車両が6台で、4つの体験コースだったので、実際にも比較的余裕がありましたね。意外と人気ないのかしら(笑

準備としてはヘルメットもグローブも必要なく、長袖・長ズボンとヒールのない靴の指定のみ。お手軽にチャレンジできそうな一方で、そこまで凄いことをやるという期待もできず・・・ちょっと複雑な気持ち。
ということで特に何も持たず、予定より少し早めに出発しました。



アクアラインを渡って、一路木更津へ。
冬のオープンカーは寒さもありますが、空気が澄んでいて気持ち良いです。
夏の溶けそうな暑さよりよりは何百倍も楽しめます。
首都高はまた値上がりするそうで、10年前の約3倍になってしまうという異常さですが、アクアラインは千葉県知事が頑張ってくれていて800円で渡れるので、とてもありがたいです。



念のため少し早めに出たものの、道が順調で時間が余ったため、事前に調べていた通り道にある木更津では食べログ評価の高いラーメン屋さんに寄りました。
ただ、レッスンでは結構車両を振り回します(私はスピンもしました)ので、酔いやすい方は行きには食べずに帰り道で食べた方が良いかもしれません。

千葉房総 麺のマルタイさんです。
食べログはコチラ

煮干しラーメン好きの私としては一度行ってみたいと思っていたお店でしたが、とてもおいしかったです。


ちなみに、このお店からポルシェエクスペリエンスセンターまでは10分弱です。
お店を出てからは山道を登っていく感じです。



そんな山道を走っていると、いきなり視界が開けてババーンと見えてくるポルシェエクスペリエンスセンター東京。こんな山の中で千葉県なのに「東京」です(笑
東京ディズニーランド、東京ドイツ村、ポルシェエクスペリエンスセンター東京、すべて千葉県にあるのに東京という名称です。千葉県で育った私としては複雑な想いです・・・

しかしまぁ、ここからが迷いました。
入り口がどこか看板がなく、どの方向に走っていいのか分かりません。
(正解はそのまままっすぐ直進)
まっすぐ進んでも、右折しても、どんどん建物から離れていくので不安でした。
迷うこと10分、やっと入り口にたどり着きました。



ポルシェエクスペリエンスセンター東京の入口。
繰り返しになりますが、その手前にはまったく看板もなくかなり分かりづらいです。



駐車場に到着。
センターをバックにして、マイカーをパチリと1枚。
停まっている車両を見る限り、レッスンを受ける生徒の半分弱がポルシェオーナー、半分ちょっとが他メーカーのようでした。
自分のクルマを深く学びにくる方・新車の購入前に体験しにくる方・ポルシェオーナーで他の車両との違いを試してみたい方などなど、様々な目的で来るようです。



クルマを停めて受付に向かうと、たくさんのレッスン用ポルシェが並んでいます。
スポーツカーでは911からケイマン・ボクスターまで。
SUVのマカン・カイエン、EV車両のタイカンなどでも体験できるようで準備されていました。



受付をすると、こんなネックストラップを渡され、センター内での着用を指示されます。
(ちなみに、レッスン終了後は記念品として持ち帰れます)
ちなみに、ポルシェディーラーは塩対応で有名ですが、ここの受付も塩対応です。
ただ、インストラクターの先生はとても丁寧で優しく、楽しくレッスンを受けられましたのでご安心を。


レッスンエリアでは写真や動画は禁止されており、そもそも90分みっちりとレッスンしてくれるので、撮影する余裕もなくという感じでしたので、レッスン中の写真は残念ながらありません。

まず体験したのは、アクセル全開でフル加速してからのフルブレーキ。
ポルシェのブレーキの凄さを実感します。
加速の時にはローンチコントロール(サーキット用の超加速)の体験もできました。
それとともにスラロームでハンドリングを体験して1つ目終了。

次にスリッピーな路面でわざと車両を滑らせて、電子制御デバイスの介入を体験。

その次は水で濡れたさらにスリッピーな路面で、定常円旋回からオーバーステア、アンダーステアやリヤの滑り出しからのPSM(電子制御)のモードによる差を体験。
PSMオフまで体験でき、電子制御のありがたさを身をもって知りました。
上手な人はドリフトまでできるようですが、私はそこまではできませんでした・・・

最後はサーキットのようなコースを走ります。
エスケープゾーンがほとんどなく、他の車両もいて追い越しもできず、クリアラップが取れる訳でもないので、そこまで速度やタイムを求められるわけではなく、ほんと体験という感じ。
ガッチリ走りたい方は、袖ヶ浦フォレストレースウェイ(サイトはコチラ)の方がオススメですよ。
このサーキット。近いし、ライセンス取得がお手軽だし、平日は空いているし、安いし、エスケープゾーン広いし、マナーも良いので、個人的に気に入っています。



最後にインストラクターの先生にトレーニング車両とのツーショット写真を撮っていただいて、レッスン終了となりました。

普段乗っているのが2.5リッター350馬力のボクスターSで、今回のレッスン車両が2リッター300馬力のケイマンTだったので、やはり普段自分が乗っているボクスターSとの差は感じましたね。
あとはオープンカーとクローズドボディの違いもけっこう感じました。
ただ、ボクスターの方が剛性感は落ちますが、開放感の差が圧倒的で個人的にはボクスターの圧勝。
結論としてはクリニックカーとして選んだのがボクスターSで良かったな、という印象を受けました。特典対象の方でご興味のある方は、お気軽にお申し込みください!


まとめですが、レッスン自体はとても楽しかったです。
インストラクターの先生が当たりだったのもあると思います。

ただ、レッスン料は比較的高額ですし、万が一の車両事故や設備破損は保険に入らないと全額、別途5,000円の保険をかけても自己負担額が20万円です。コースレイアウトでは安全マージンが最小限(もしくはほとんどない)ので、事故リスクも決してゼロに近くはないと感じました。
いろいろな意味で、受ける方は限られてくると思いますし、リピーターはさらに絞られるような気がします。

1日だけポルシェに乗ってみたいのであればレンタカーの方が全然安いですし、万が一の事故の場合の自己負担額も低いはずです。
本気でサーキットを走るような体験は全くできませんので、速く思いっきり走りたい方にも向いていません。
自分の乗っているクルマの電子制御や限界に近いところを実際に体験するというのが、いちばん適した目的のような気がします。あとはケイマン(MR)と911(RR)の乗り比べとか。

別なポルシェ(911)に乗り換えたら、またその車両のレッスンを受けてみたいなぁとは思っています。ただ、今回体験した車両よりもベースが高額車両になるとはいえ、正直なところかなり高い(90分で保険料込み65,500円)ような気はしますが・・・同じお金でもっと良い経験ができないものかと考え込んでしまいます。


以上、完全素人によるポルシェエクスペリエンスセンター東京の体験レポートでした。
キルシェクリニックの患者さんの中にはクルマ好きの方が多いので、ご参考になれば幸いです。






2021年12月の休診日
1(水)・2(木)・6(月)・10(金)・14(火)・19(日)・20(月)・24(金)・31(金)

2022年1月の休診日
1(土)・2(日)・3(月)・6(木)・11(火)・12(水)・16(日)・20(木)・24(月)・25(火)・26(水)・27(木)











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