異流派交流会

月に一回、異流派交流会みたいな推手の会に参加させていただいております。

おなじみの古武術の人には、今回、5回も6回も、石畳の上を転がされました。

当身から、首を刈るのと足を払う同時攻撃、これがなかなかかわせなくて、同じ技を何度も食らった次第です。

なじんでくると、だんだん遠慮がなくなってきて、楽しい限り。

合気道の人と、剛柔流空手の人とは、初手合わせでした。

推手の会ということで、場の空気を読んでなのか、遠慮がちに太極拳の推手っぽく合わせてこられるのです。

しかし、四正推手でもないし、こちらも合わせようがなく、止まってしまいます。

で、私の方から、固定された動作を崩していくと、その人本来の動きが出てきます。

合気道とか剛柔流って、こんなかんじなんかーと、新たな驚きがあります。

へんに推手にこだわられるより、その方が、合わせやすいし、楽しいし、勉強になりますね。

相手の方も、似たような感想を言っておられました。

こちらは推手を体験してみようという理念のもとで行われている場ですが、正式な推手を学ぶ場ではないし、各自それぞれ日ごろの修行の成果を、異流派の人達に試して楽しむ場だと、私は勝手に思っています。

良識の範囲で、自由に楽しめばよいかと思います。

優勝争いとか道場破りではないし、お互い怪我のないよう、加減しあって、しかし日頃できないことを存分に試せるという、なかなか稀有な場です。

ですので、ある程度、実力があって、しかも紳士淑女じゃないと、なかなか気持ちよく参加できないようにも思います。

武徳が必要ということですね。

私も、武徳あるメンバーの端っこに、なんとか引っかかっておれるような気がしております。

大切にしたい場所ですね。

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